目次
第1部 六朝期知識人の宗教的関心と仏教受容(東晋代における士大夫の宗教的関心と仏教―孫綽撰『遊天台山賦』の思想分析を通して;東晋士大夫における儒仏一致論の社会的意義―孫綽と〓(ち)超を手掛かりとして
廬山慧遠における問題意識と仏教思想―『大乗大義章』を通して
僧肇における宗教的関心と仏教思想
竺道生の問題意識と仏教思想―六朝期における頓悟説の展開
羅什門下における経典受容―『般若経』と新訳経典の受容をめぐって)
第2部 三教論争における諸問題(咸康論争の思想史的意義―礼敬論争がもたらしたもの;東晋代の礼敬論争―元興論争の分析;『弁宗論』論争における頓悟説と漸悟説の特徴;『白黒論』論争の展開とその思想的特徴;『達性論』論争の展開とその思想的特徴;『夷夏論』論争における思想的特徴;結論)
補論(帛尸梨蜜多羅と『灌頂経』;仏教的世界観と経済活動―罪福道の構造について)
著者等紹介
遠藤祐介[エンドウユウスケ]
1973年1月、東京都生まれ。早稲田大学第一文学部東洋史学専修卒業。早稲田大学大学院文学研究科東洋史学専修博士課程単位取得退学。北京大学大学院哲学系に留学。国際仏教学大学院大学にて博士(文学)取得。現在、武蔵野大学准教授。専門は六朝仏教史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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