目次
第1章 音素レベル(声母;母音 ほか)
第2章 音節レベル(介母;複数の音素からなる韻母 ほか)
第3章 超音節レベル(二音節の調音時間;声調の組合せ ほか)
第4章 発話レベル(発話に見られるストレスアクセントの規則;文強勢 ほか)
著者等紹介
平井勝利[ヒライカツトシ]
1940年京都府生れ。大阪外国語大学中国語学科卒業、同専攻科修了。名古屋大学名誉教授(大学院国際言語文化研究科)。専門は中国語音声学、日中対照言語学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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seu
1
かなり体系的な中国語(普通話)の音声学解説。二、三、四音節語における各音節の調音時間の配分など非常に参考になった。
セイタ
1
中国語音声学について、述べられている。摩擦音や韻母、有気音無気音の説明が省かれており、音声学に馴染みのないものにはしんどいと思う。しかし、音声学に基づいた発音指導法には目から鱗が落ちるおもいであった。現在、繁体字への復古現象が起こっているらしい。第一に台湾や海外華僑との取引に不都合だから。第二に、簡体字には権威がないと感じる人が増えてきているから。中国語を受容して、日本語の音読みを当てる時には、日本語の音韻体系を崩さず、二拍以内に納めるだち、介母を脱落させた。2015/07/27
ユウティ
0
中国語を勉強する上で、大学の必修で勉強した英語の音声学が物凄く役に立っていると思う。それで、ピンイン教本&CDでどうしても曖昧にしか聞こえない音について知りたくて本書たどり着いた。結論を言うと、そうだったのか的な説明がされていて読んで良かった。1度通して読んだので、分からない事が出てきたらこの本まで調べに戻ってこよう。ちなみにとっても辛口な本である(汗)2015/09/23