内容説明
車いすの少女が立ち上がった。自閉症の高校生が会話できるようになった。重度障害の子がつづった「希望の詩」。パパ、ママの心に起きた奇跡ほか、障害児支援「ュー・アー・エンゼル!」運動で出会った子どもたちと家族の感動ストーリー。
目次
序章 「ユー・アー・エンゼル」とは
第1章 あらゆることを感じ取っている“完全な魂”
第2章 優しい心を引き出し、人びとを癒す「天使」
第3章 適切な教育によって能力を伸ばせる
第4章 天才性を見逃すな
終章 「ユー・アー・エンゼル」の新たなスタート
著者等紹介
諏訪裕子[スワヒロコ]
1963年新潟県生まれ。新潟県立長岡高等学校卒。二男一女の母。知的障害を持つ長男を育てた経験から、2012年より障害児支援「ユー・アー・エンゼル!」運動に携わる。2015年6月、一般社団法人ユー・アー・エンゼル設立に伴い、理事長に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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鈴
45
次男と同じ障害をもつママ友から借りた。宗教的な話が多いけれど、わたしが好きな江原さんのお話に似た考えだったので、わりと納得できた。重度障害で全く話せない子の心の言葉を文章で聞くという試みは感動的だった。また、ダウン症の女の子のエピソードは衝撃的。それがわかっていれば、出生前診断でダウン症だとわかっても堕胎する人は減るだろうに。2018/05/10
今庄和恵@マチカドホケン室コネクトロン
7
アウトプットにトラブルがあるだけで、素材はいくらでもその人の中にある、というのは東田直樹さんが示してくれていることで、参考事例としても挙げられていてその子の内面にあるものを大切にしよう、というのは良くわかるのですが。が。団体主宰者がやってきたら奇跡が起きる的な描写の多さはちょっときつかったなー。考え方を変えて楽になれる、ってのは納得なんだけど、そのきっかけになるものが教祖パワーだけだと信者以外には適用が難しいです。2018/05/17
りんふぁ
2
例え言葉を発せなくても、心は様々なおしゃべりをしている。伝えたいのに伝えられないのは、本人が一番もどかしかろう。各々の手段で、何かしら伝えようとしている。肉体は不自由でも、魂は健全。魂の向上につながる支援をしていきたい。2015/09/09
アムリオ
1
宗教観、人は神がお造りになられたみたいな信仰の部分がないと、障害を持つ方のプラスの面を伸ばしていくのはなかなか大変なのかもしれない。2024/09/05