内容説明
共産党創立100周年は台北で祝杯をあげる―中国を動かしている真の“最高指導者”とは?50年以上にわたり中国を追い続けてきた著者の至極のメソッド初公開。
目次
序章 尖閣問題の裏で進む中国の海洋進出
第1章 中国分析の視点―押さえておくべき前提
第2章 中国の動向を十年ごとに見る
第3章 中国分析の方法―平松メソッドのオリジナリティ
第4章 中国分析の姿勢―真実の見抜き方
第5章 今後の中国の読み解き方
第6章 今後、日本はどうすべきか
補章 私の履歴書
著者等紹介
平松茂雄[ヒラマツシゲオ]
1936年、静岡県生まれ。慶應義塾大学大学院政治学専攻博士課程修了。専門は現代中国の軍事・外交。法学博士。防衛庁研究所研究室長を経て、1987年より杏林大学総合政策学部教授を務める。2005年、退職。中国の政治・軍事戦略研究の第一人者。1980年代末から、中国の海軍の近代化、空母保有、海洋進出、尖閣侵出、台湾侵攻、弾道ミサイル開発を、いち早く予測、警告し続けてきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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p.ntsk
3
あらためて50~60年代にかけての毛沢東の政策が一見行き当たりばったりのように見えてその実、明確な長期的国家戦略のもとにあったのだと痛感させられます。その柱は現在の海洋進出や宇宙進出に繋がる核開発と中国の国連加盟それを可能にした対アフリカ政策。日本も長期的視野をもった国家戦略と国防政策を一刻も早く整えるべき時だと思いました。本書では中国の軍事戦略を専門にされている平松先生の50年にわたる研究生活から培われた独自の中国分析法が紹介されています。2013/03/24
とらじゃ
3
とても分かりやすく、面白い内容だった。中国の目指しているものを的確に見抜き、その国家戦略を読みとく手法は見事だ。日本人はいいかげん平和ボケから目覚めないと、本当に中国の植民地になってしまいそうだ。2013/03/07
soleil
0
毛沢東、核の二つのキーワードで、中華人民共和国の行動がすっきりと分かる。2013/05/14
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