ジョン万次郎の英会話―幕末のバイリンガル、はじめての国際人 『英米対話捷径』復刻版・現代版

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ジョン万次郎の英会話―幕末のバイリンガル、はじめての国際人 『英米対話捷径』復刻版・現代版

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  • サイズ A5判/ページ数 224p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784863920033
  • NDC分類 837.8
  • Cコード C0082

内容説明

幕末の1859年、本邦初の本格的な英会話教本が生まれた。幕命を受けた中浜万次郎によって編まれた『英米対話捷径』である。日常英会話フレーズ213が対訳で綴られたこの英学史料が今、語学書としてよみがえる。第1章では“英語使い”としての万次郎の生涯と実像にせまる。続く第2章「現代版」では原典の和文を現代の活字と語順で翻刻。英文には現代訳も付け、万次郎が記した発音表記と語法を丁寧に解説する。巻末の「復刻版」では原典全ページのカラー写真を収録。時空を超えて歴史ロマンと語学教養を堪能できる一冊。

目次

第1章 ジョン万次郎の生涯と英語(漂流と救助、捕鯨船での2年間;3年間のアメリカ生活;ふたたび船乗り万次郎;金鉱掘りを経てハワイへ;「英語使い」万次郎;帰国と幕府での活躍;簡易年表;注)
第2章 『英米対話捷径』現代版(『英米対話捷径』とは;『英米対話捷径』翻刻と解説;今でも使える!万次郎英語)
写真で見る『英米対話捷径』復刻版

著者等紹介

乾隆[イヌイタカシ]
徳島県生まれ。筑波大学大学院修士課程修了。東京学芸大学付属高校、文教大学、東洋大学などで教鞭をとり、現在は東京家政大学人文学部教授。IRICE英語教育学会理事。専門は音声学、英語学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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オズ

3
掘った芋いじくる説。2022/08/14

nakmas

3
アメリカも、英語も、何の予備知識・先入観もなく飛び込んだ、いやほっぽり出された彼が、どのように英語を身に着けて行ったかは、本当に興味深い。 カナを振ってある様子を見ても、名詞の頭文字が大文字になっているのが散見していることからも、当時の英語が大元イギリスや、ドイツ語などヨーロッパの影響が大きかったのが見て取れる。2016/03/11

アキ

3
前半の伝記部分はすっきりまとめてあって、詳しいものを読んでみたいと思った。「英米対話捷径」の現代版は力作。カタカナだけで発音を伝えようとした万次郎の工夫がすごい。2013/10/22

susululu

2
意欲、順応性、計画性、頭の回転の早さ、周りの人間関係、何よりジョン万次郎の人柄(おそらく、いい子だったと思われる。まわりがいい人で、ジョンもいい子。高橋是清のような目に合わなかったのは本当によかった)が、英語を習得する材料。学習教材がまったくなくて外国語を学ぶことは本当にたいへん。私たちは恵まれているので、もっとがんばらねば。2012/07/17

卯上

2
幕末にジョン万次郎が書いた英会話教本。後半が復刻版で前半は現代訳や解説と伝記。万次郎苦心のカタカナ表記は「これで通じるの?」って感じはあれど、教本自体の作りは現役のものにも通じる実用性があります。竜馬や諭吉がどんな英語を話してたかがわかる一冊。2010/03/02

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