内容説明
診察を突如中断して、抗うつ薬を飲む医者、患者ではなく、カルテに話しかける名医、先端恐怖症で、チョークに怯える指導教授。驚愕は“精神科の現場”で起きている。
目次
第1章 精神科は医学部のアウトロー
第2章 精神科医はヘンな人たちの集まりだ!?
第3章 精神科を蝕む成果主義という病
第4章 精神科が出す薬はこんなに恐ろしい
第5章 精神科医のアブないホンネ
第6章 「新型うつ」は“なまけ病”なのか
第7章 いい精神科医・悪い精神科医の見分け方
著者等紹介
馬場尚平[ババショウヘイ]
精神科医。心療内科医。順天堂大学医学部医学科卒業。大学付属病院で外科、内科、産婦人科、放射線科、麻酔科、救命救急センターなどで研修を積んだ後、精神科医として大学病院に勤務。その後、現在にいたるまで東京都、神奈川県、埼玉県など関東近郊の病院やクリニックに勤務している。その一方で複数の大学の講師も務める。専門領域は臨床精神医学全般。特に認知症、うつ病。認知症に悩むご家族のカウンセリングや老人施設、保健福祉事務所の顧問医を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Asakura Arata
1
「成果主義が精神科医療に悪影響を与えている」ということか。医療全体が成果主義の方向に進むのなら、精神科医療はそれにそぐわないわけだから、いっそのこと医療業界から降りてしまったらどうか。2013/01/29
藤花@ママライフ奮闘中
1
精神科病院勤務者(コメディカルスタッフ)も納得の一冊。あるある~(^_^;)2013/06/20
Red-sky
0
それほど深い実情が書かれているというほどではなく。2016/12/01
Social innovator
0
目に見える診断が難しい~、効果が見えにくい、経過が長い・・。精神科の病を医療経済・マスコミ・医師と私たち・・。そして、精神科と身体科の医療領域の関係と分かりやすく書いてくれてある読みやすい本です。この本を読んでから、他の病や医療制度へと読み進めていくことをおススメ!2012/12/22