内容説明
ジャンヌ・ダルクは王家の血統?『モナリザ』は、なぜフランスにあるか。ノートルダム大聖堂はガリア人の聖域だった。パリにもあったローマの浴場etc.フランスの人気俳優が著した、メトロの駅名からたどるパリの街2000年のできごと。パリ・メトロ路線図付き。
目次
一世紀 シテ―ガロ・ロマン文明発祥の地
二世紀 プラス・ディタリー―すべての道はローマにつうじる
三世紀 ノートルダム・デ・シャン―サン・ドニの殉教
四世紀 サン・マルタン―ユリアヌス帝が愛した町パリ
五世紀 ルーヴル・リヴォリ―フランク族の首都パリ
六世紀 サン・ミシェル・ノートルダム―カトリック教会の長子、メロヴィング朝
七世紀 サン・ジェルマン・デ・プレ―ある修道院のたどった道
八世紀 バジリック・ド・サン・ドニ―メロヴィング朝の終焉
九世紀 シャトレ・レ・アール―ヴァイキングの来襲
一〇世紀 ラ・シャペル―カペー王朝の勝利〔ほか〕
著者等紹介
高井道夫[タカイミチオ]
1948年、東京生まれ。上智大学外国語学部フランス語学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ろべると
4
書名からメトロを乗り歩きながらパリの歴史をたどる本かと思ったが、メトロはほぼ関係なかった。著者は舞台映画の俳優として、「アマデウス」のモーツァルトなども演じているそうだが、アマチュアの歴史マニアとして30代半ばにして本書を著し、ベストセラーとなった。翻訳にもよるのだろうが、専門家の硬い文章とは対照的な柔らかい語り口で親しみやすい。1世紀から21世紀までのパリの歴史を一章ずつ取り上げているので、中世までの古い時代の紹介が多いが、今も残る遺跡を辿りながらパリの歴史に想いを馳せるのは楽しい。2022/03/28
zero
1
フランス旅行を機に手にとった。非常に勉強になる、と思った。ユーモアや感情はほんとんどでてこないため、旅系教科書と感じた。2013/02/01
めぐみこ
0
パリ地下鉄の主要駅と歴史事項をつなげてわかりやすく紹介した一冊。パリには行ったことがないが、この本のおかげでちょっとした旅行気分を味わえた。ただ学校で習う世界史以上の知識がないと意味不明かも。2015/03/13
noribei
0
図書館本。紹介の通り「フランス版ブラタモリ」。読み始めて これは手元に置いてつらつらと気のむいた時に読む本だなと思い、斜め読み。自分で買ってゆっくり楽しむ本にします。2012/11/24