出版社内容情報
12歳の少年ヒューが、大好きなおばあちゃんの老いと家族のタブーに向き合うことで成長する、忘れられないひと夏の胸を打つ物語。
【目次】
内容説明
おばあちゃんは、ぼくが知るかぎり初めて、自分のお兄さんのことを話してくれた。頭がよくて、勇敢で、心の広いお兄さんのことを。そして、お兄さんのことをちゃんと思い出すために、助けを必要としてる。とつぜん、ぼくは何をすべきかわかった。大おじさんのジョニーについて、できるかぎりのことを調べあげよう。
著者等紹介
ステファン・ロス,マノン[ステファンロス,マノン] [Staffan Ros,Manon]
1983年、ウェールズのリウラス生まれ。小説家、脚本家。ウェールズ語で児童書20冊以上、一般向け小説3冊を執筆。今日ウェールズ語で活躍する傑出した作家のひとりとして、ウェールズの主要文学賞を多数受賞。2023年、自ら英訳したThe Blue Book of Nebo(2021年、米・ディープ・ヴェラム社より出版、のち12言語で出版)がカーネギー賞受賞
野沢佳織[ノザワカオリ]
1961年、東京都生まれ、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
85
児童書。イギリスのウェールズを舞台にしたひと夏の物語。戦争関連本▽ヒューは父と二人暮らしだけど近所に住むおばあちゃんが大好き。ある時から、面白くてかっこいいおばあちゃんの様子が変わってきた。認知症らしい。消えていく記憶を悲しんで、おばあちゃんは今まで秘密にしてきた弟のジョニーについて話しをする。ヒューはおじのジョニーの行方を探すことにした▽読みやすく良本。父親との関係に悩むヒューがかわいそうだった。従軍拒否の話。モーパーゴぽかった。2026.7刊2026/08/20
Roko
27
ヒューのおばあちゃんが、このごろ変なのです。ヒューのことをジョニーって呼んだり、同じことを何度も繰り返したりするようになってきました。最初はたまにだったんだけど、この頃はわけのわからないことをするようになって、どうも「認知症」らしいんです。名前を間違えられた「ジョニー」って誰なの?と聞くと、おばあちゃんのお兄さんで、戦争へ行ったんだという話しかしてくれません。学校の夏休みの宿題で「第二次世界大戦で自分の家族がどんな影響を受けたか調べなさい」という課題が出たのをきっかけに、ヒューは調べてみることにしました。2026/07/09
Toffy
19
主人公の少年の語りで書かれているからか、周囲への感じ方、気持ちの揺れ動き、細かい感情やデリケートな部分、子供心そのものが著されていた。 「なるほど、こういう感覚や気持ちもあった」と自身の幼い頃を振り返る機会にもなった。 以下は、訳者あとがきから。 「『フェザー』の魅力は、さりげない語りの中に家族、親子、老い、友情、戦争、インターネット社会など、多くのテーマが内包されていることと、登場人物の心の動きをこまやかに映し出す会話にあると思います。」 2026/07/09
Mipo
6
おばあちゃんは最近物忘れをするようになり、ぼくの名前を“ジョニー”と呼び間違えた。その人はおばあちゃんのお兄さんで、第二次世界大戦で戦死したらしい。ぼくは学校の調べ学習でジョニーのことを調べることにした。 この物語は認知症のおばあちゃんと孫息子のひと夏を描く。表紙はかわいくさわやか。そのイメージで読みはじめるとびっくりするが、それがいいんだと思う。読み進めるうちにフェザー(白い羽根)の意味が効いてきて、おばあちゃんがジョニーのことだけは忘れない理由がわかったとき、せつなくあたたかくなる、忘れ難い読み心地。2026/10/05
かはほり
4
原著は、ウェールズ語で2016年に刊行したものを作者自身が24年に英訳した作品らしい。父子家庭の主人公を愛してくれたかっこよくて素敵な祖母が、少しずつ認知症?になっていく辛さや悲しみが読んでいて辛かった。おばあちゃん子で少し幼く見えた少年が、父親にちゃんと対峙できた成長の物語でもあるね。祖母の後悔だった、「白い羽運動」のことを全く知らなかったので、時代背景が今ひとつわかりづらい。あと、表紙の絵は、髪がブロンドの白人の場合、瞳が黒くみえることはあまりなさそうなので、ちょっと違和感がある。2026/09/16




