出版社内容情報
元シークレットエージェントのおばあちゃんと、リスベットという孫娘が織りなす、ユーモラスでコミカルな日常から、家族のありかたや、自分らしく生きることの大切さを教えてくれる。ある日リスベットは、自分が8月の終わりから学校に通うことになると知る。そのことを楽しみにしていたリスベットだったが、おばあちゃんは学校の教育は独創的な絵を描くリスベットの個性が失われると、泣き出してしまう。リスベットはそんなおばあちゃんを悲しませないように、たくさんゆかいな絵を描いて、おばあちゃんとの最後の夏を最高に楽しく過ごそうと心に決める。楽しい夏を過ごす中で、お互いぶつかり合ったり、心が離れたりしながらも、ふたりの強い絆を感じる場面がたくさんあり、家族とは何かを考えさせられる内容になっている。インパクトのあるイラストや個性豊かな登場人物たちの行動は飽きさせることなく物語を楽しめる作品です!
内容説明
おばあちゃんは昔、スパイ組織で働いていて、長いあいだ冒険に出かけていた。武器や戦いの方法にくわしくて、海賊ネコを飼っている。ズルはするし、うそもつくし、とつぜん自転車レースをやるって言いだすし…。これはわたしとおばあちゃんの最後の夏の物語。
著者等紹介
カーリンスドッテル,エンマ[カーリンスドッテル,エンマ]
スウェーデン出身。書籍や音楽業界でのプロジェクト・マネージャーやコンサートのオーガナイザーを経て、本作がデビュー作となる。コミカルでエネルギーあふれる作風から、現代のアストリッド・リンドグレーンと言われている
中村冬美[ナカムラフユミ]
スウェーデン語翻訳家。幼稚園教諭を経て、東海大学北欧文学科でスウェーデン語を学び、卒業後スウェーデン南部のベクシェー大学に留学する。『わたしを置いていかないで』(金の星社)で訳者としてデビュー
グスタヴソン,ハンナ[グスタヴソン,ハンナ]
スウェーデン出身。イラストレーター、漫画家、作家。大学でグラフィックデザインとイラストレーションを学ぶ。2013年に『Night Child』で作家デビューし、同作で2014年にウルフンデン賞受賞。コミック『Iggy 4‐ever』は2015年のオーガスト賞、2016年の北欧評議会児童・青少年文学賞にノミネートされた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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- 和書
- 乃木希典全集 〈中〉