出版社内容情報
同盟を組んだ孫権と曹操が荊州を攻めてくる、との益州・成都からの知らせに、荊州を守る関羽が動く。荊州との境にある樊城を先制攻撃して曹操軍の南進を妨げる関羽の作戦は途中まで順調だったものの、孫権軍の若き司令官・陸遜の計略にあい、領土をことごとく奪われ、孤立してしまう。養子の関平とともに敗走に追い込まれた関羽は、ついに呉軍に捕らわれ処刑される。激しい怒りとともに復讐を誓う劉備と張飛は、趙雲と諸葛亮の反対を押し切り、荊州への侵攻と孫権討伐へ出兵する。一方、魏では死期を悟った曹操が、後継者選びに頭を悩ませていた。乱世をくぐり抜けてきた英雄たちに秋(とき)が訪れる。
内容説明
孫権と曹操が手を組み南北から荊州を攻めてくるとの知らせに、荊州を守る関羽は曹操軍の拠点・樊城に先制攻撃をしかける。曹操軍の南への侵攻をさまたげる関羽の作戦は順調にみえた。ところが孫権軍の新司令官・陸遜の計略が密かに進んでおり、気がついたときには関羽軍は孤立していた。養子の関平とともに敗走に追い込まれた乱世の英傑は…。蜀をまとめたばかりの劉備に、試練の戦いが待ちうける。
著者等紹介
小前亮[コマエリョウ]
1976年、島根県生まれ。東京大学大学院修了。専攻は中央アジア・イスラーム史。2005年に歴史小説『李世民』(講談社)でデビュー
中山けーしょー[ナカヤマケーショー]
1962年、東京都生まれ。児童書を中心とした書籍の挿絵などを制作(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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