出版社内容情報
作家のわたしの周囲にときどきあらわれる、ちょっと生意気で、とても美しい少女がいる。彼女の正体は、動物園のフェネックだというのだが、ほんとうかどうかわからない。とにかく少女がそばにいるとき、いつも不思議なことが起こる。
いつも同じ場所で、スマホの地図を見ながら迷いつづけている、その人の正体は?(「スマートフォンの幽霊」)
お盆の日の公園に、何回も犬の散歩にやってくる飼い主。どうして次々、ちがう犬を連れてくるの?(「お盆」)
電車の窓から見る風景。繰り返し、教習所の踏切でジャンプするバイクを目撃するのは、なぜ?(「こ・の・で・ん・しゃ」)
など、全7話のショートストーリーは、いずれも都会の片隅にあらわれる幽霊たちや、不思議な現象をえがく物語。そして物語の中には、すべて「水色」が溶け込んでいる。
内容説明
作家のわたしが街を歩いていると、時々あらわれる、ちょっと生意気で、とても美しい少女がいる。彼女の正体は、動物園のフェネックだというが、本当かどうかわからない。でも、少女がそばにいるとき、いつも不思議なことが起こる。お盆の日の公園では、一日に何度も犬の散歩にやってくる飼い主がいる。どうして毎回ちがう犬を連れてくるのだろう…?全7話の連作短編は、いずれも街の片隅で、謎の美少女とともに体験する、不思議な現象をえがくゴースト・ストーリー。
著者等紹介
斉藤洋[サイトウヒロシ]
1952年東京に生まれる。1986年『ルドルフとイッパイアッテナ』で講談社児童文学新人賞を受賞。1988年『ルドルフともだちひとりだち』で野間児童文芸新人賞を受賞。1991年「路傍の石」幼少年文学賞を受賞。2013年『ルドルフとスノーホワイト』で野間児童文芸賞を受賞
森田みちよ[モリタミチヨ]
愛知県生まれ。イラストレーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。