出版社内容情報
遠い親せき(あたしのおばあちゃんのいとこのお嫁さんの妹のだんなさんのひいおばあちゃんの姪っ子)の、ちょっと風変わりなおばさんがなくなった。その遺産相続もやっぱりちょっとヘンで、なぜかほとんど面識のないあたしに古ぼけたキューピー人形(しかもあんまりかわいくない!)をのこしてくれた。ところがある夜、その人形がくしゃみをして…。かんちがいが恋をまねき、すれちがいが「究極の愛」をうむ!? 初恋も知らなかったあたしにおとずれた、ちょっと甘くて、だいぶ切なくて、でもやっぱりちょっとヘン!?なラブコメディ。
内容説明
遠い親せき(あたしのおばあちゃんのいとこのお嫁さんの妹のだんなさんのひいおばあちゃんの姪っ子)の、ちょっと風変わりなおばさんがなくなった。その遺産相続もやっぱりちょっとヘンで、なぜかほとんど面識のないあたしに、古ぼけた人形をのこしてくれた。ところがある夜、その人形がくしゃみをして…。ちょっと切なくて、だいぶおかしなラブコメディ!
著者等紹介
小松原宏子[コマツバラヒロコ]
東京都生まれ。青山学院大学文学部英米文学科卒業。児童文学作家。大妻中学高等学校英語科講師。多摩大学グローバルスタディーズ学部講師。東京都練馬区の自宅にて家庭文庫「ロールパン文庫」主宰
佐竹美保[サタケミホ]
挿絵画家。SF、ファンタジーなどの分野で多くの作品を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
帽子を編みます
57
読友さんのオススメ本です。お人形を愛する方は読んでください。五年生のタマ子は遠い親戚のよね子おばさんからキューピー人形を譲り受けます。タマ子が素直な優しい子なのです。お手紙を書くのが好き、クリスマスプレゼントに腹巻きが欲しい!こんな子いますか?親友との関係もいい感じ、大きな字で話がぐんぐん進んでいきます。自分の中の子ども、優しい気持ち、温かな思い。たまには、こんな本もいいですね。じわっと小学生だった私を思い出しました。2021/04/17
花林糖
21
(図書館本)遠縁のお婆さんから譲り受けた、おじさん顔のキューピー人形と小学5年生のタマ子の物語。キューピーが面白く可愛らしく大活躍でとても良かったです。読み心地も読後感も◎。作者の小松原さんは人形遊びが大好きで、タミーちゃんの服作りもしていたそうです。2021/04/04
白雪ちょこ
10
ちょっと個性的な親戚から、遺産としてもらったブサカワのキューピー人形と、小学5年生の女の子のお話。 絵柄がポップで可愛らしく、どこか愛嬌があるキューピー人形とともに、主人公のタマ子が、「これから、どうやって大人になっていくのか」以外にも、恋愛観や友達関係について、キューピーちゃんと学んでいく。 そんな姿も、どこか大人の一歩手前といった感じが可愛らしい。 大人になるにつれわ忙しさで前が見えなくなる中、「子供心を忘れない」という純粋な大事さを思い出させてくれる、良い作品だった。2022/11/06
キョウ
1
挿画も相まって、かわいくないキューピーが妙にかわいい。くさん。2021/08/22