出版社内容情報
越後国小千谷で、犬田小文吾はなぜか目が見えなくなり、旅籠屋に長逗留していた。そこへ瞽女に扮してやってきたのは、あの船虫--かつて小文吾に夫を殺された因縁のある女だった。今では、盗賊の妻になり、悪事を働いていた。船虫は小文吾に刃を向けたが、逆に捕らえられ、荒堂に吊るされた。そこへ通りがかった犬川荘助。船虫の芝居にだまされ、盗賊の隠れ家へついていった。そこで密談を漏れ聞き、小文吾のもとに夜討ちに押しかけた盗賊たちを、みごとに絡め取った。ところが小文吾と荘助は、盗賊退治を褒められるはずの領主の館で、かつての刑場破りの罪を咎められ、打ち首が決まってしまった!
一方、江戸では犬村大角と犬飼現八もまた、思わぬことから盗人と誤解され、囚われてしまう。次々と窮地に立つ犬士たちを救う術は……?
犬士たちの不思議な巡り会いと、波乱に富んだ冒険を描く、歴史エンターテイメント第4弾!
内容説明
目が見えなくなった犬田小文吾のもとに忍び寄り、刃を向ける女が…。犬川荘助は、かつての刑場破りを裁かれ、死罪に!?盗人だと誤解された犬村大角、犬飼現八は囚われの身に。その窮地を救うのは…。仇討の好機がめぐってきた犬阪毛野、そして犬山道節は、ついに宿願を遂げる?犬士たちの波乱に満ちた冒険はつづく。
著者等紹介
松尾清貴[マツオキヨタカ]
1976年福岡県生まれ。国立北九州工業高等専門学校中退後、ニューヨークに在住。帰国後、国内外を転々としながら小説を執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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