出版社内容情報
イリーナは成り上がり公爵の令嬢。器量よしではないが、稀少なスターリク銀の装身具を身につけると、不思議な美しさを放つ。美しい皇帝のもとに嫁いだが、その皇帝には魔物が取り憑いていた。
スターリクの王国にとらわれたミリエムと、恐ろしい魔物と対峙しなければならないイリーナ。
苦境に立つ娘たちは、手を結び、知恵を絞り、難局を乗り越えようとする。そして、冬を終わらせるための火と氷の戦いがはじまる。
それぞれの娘たちの物語が、まるで糸を紡ぐように、大きな一つの物語に絡み合っていく、壮大なファンタジー。
内容説明
公爵令嬢イリーナは、器量よしではなかった。けれども異界の銀を身につけると、神秘的な美しさを放つ。父親の思惑どおり皇帝のもとに嫁いだものの、その皇帝には魔物が取り憑いていた。スターリクの王国に連れ去られたミリエムと、恐ろしい魔物と暮らさなければならないイリーナ。さらには、大酒飲みの父親を殺した弟と逃亡生活を続ける、農家の娘ワンダ。苦境に立つ娘たちは、知恵を絞り、手を結び、心を通わせ、難局に立ち向かっていく。
著者等紹介
ノヴィク,ナオミ[ノヴィク,ナオミ] [Novik,Naomi]
1973年ニューヨーク生まれ。ブラウン大学で英文学を学んだ後、コロンビア大学でコンピューター・サイエンスを学び、『ネヴァーウィンター・ナイツ』などのRPGゲームの開発に携わる。2006年『テメレア戦記1 気高き王家の翼』で作家デビュー。もっとも優秀なSFファンタジーの新人作家に贈られるジョン・W・キャンベル賞や、コンプトン・クルック新人賞を受賞、その後ベストセラー・シリーズとなった。2016年『ドラゴンの塔』が、投票によってその年最高のSFファンタジー小説に贈られるネビュラ賞を受賞。同時にヒューゴー賞にもノミネートされた。現在、ニューヨーク市に暮らす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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