出版社内容情報
マグル(人間)界では、不可解な事件が続発する。魔法大臣も、闇の帝王の復活が原因であることを、ついに認めざるを得ない。ハリーは6年目を迎えたホグワーツで、ダンブルドアの個人授業を受けることになった。一方、宿敵ドラコは何らかの使命を受け、校内で怪しい行動をとっている。「魔法薬学」の授業では、急に優等生になったハリー。その秘密は、『半純血のプリンス』と署名された古い教科書だった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
あんこ
7
再読。不死鳥の騎士団でやっとハリーの情緒不安定ターンが終わったのに、今度はロンが怒りっぽくなっていて、うまくいかないものだなあと苦笑いせざるを得ない。 ようやくジニーにスポットが当たるためか、「あれ?ジニーってこんな性格だっけ」と思うくらいにははっちゃけている。とはいえ彼女の兄はあの双子なので、あのいたずらっぽさは納得。 映画ではあまり感じないが、小説だとスラグホーンのちょっとどうなのというところも含めて人間味があっていいなと思う。2024/07/26
はちこ
5
当時映画観たはずなのに全然覚えてないのは結構省かれたシーンもあるからだろうな。相変わらずこの世界には長所もあるけど短所がすごく目立つ人々ばかり。深刻に世界が危ない中でもじれじれラブロマンス展開してるロンが今回はハリー以上の癇癪玉かも。ハーマイオニーも可哀想な反面、あららなんでそんな事を…があったりしてこれって学生恋愛あるあるなんですか?非リアにはわからん!心から好きになれる人が居ないにも関わらず早く下巻買いたいな読みたいなと思わせるのって相当世界観や物語がいいんだろうな。早く下巻買いたい、読みたい。2025/09/25
にゃんこ
5
悪との戦いものでは、バトルシーンより何より、過去が明かされるパートに一番興味引かれる。悪人も過去まで辿ってみると、あれが無ければそうはならなかったのに、ということが分かってきたりして、物語に厚みが出る部分だと思う。かのヴォルデモート卿も例外ではなかったようだ。2025/06/27
あんこ
4
ハリーとハーマイオニーが二人でいるところは安心して読めるのに、まったくロンときたら…と毎度のことながら思っています。情緒不安定に陥ったロンは甘やかされて育ったダドリーと同じくらいの暴君っぷりで、ジニーが苦言を呈す場面はついジニーの肩を持ってしまいます。 そして、ハリーが毎日友人に囲まれているのとは対照的に、誰にも言えない秘密を抱えて孤独な状況に陥るドラコ。結末を知っているからこそ、ついスネイプやナルシッサのような目線で読み終わりました。2022/04/30
riiry
1
思春期真っ盛りの嫉妬が微笑ましい。2025/03/08