出版社内容情報
雪だるまだって、キャンディだって、捨てられた子猫だって、大切なものならどんなものでも、時の魔法で十年間預かりましょう、というのが「十年屋」の契約だけど……、中には思いがけない依頼もあるものです。――たちまちシリーズ累計10万部突破!「十年屋」シリーズ第3巻!
内容説明
「十年屋」ってお店、聞いたことあるよな?魔法使いの旦那がさ、どんなものでも十年間、預かってくれるんだ。時間を止めて守るから、何もかもが十年前のそのまんまさ!最高だろ?でも、さすがの旦那も預かれないものがあったらしいぜ?
著者等紹介
廣嶋玲子[ヒロシマレイコ]
神奈川県生まれ。『水妖の森』でジュニア冒険小説大賞受賞、『孤霊の檻』でうつのみやこども賞受賞
佐竹美保[サタケミホ]
挿絵画家。SF、ファンタジーなどの分野で多くの作品を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
103
シリーズ3作目です。やはりいつも楽しく読まさせていただいています。同じ作者の「銭天堂」シリーズよりもこちらの方が温かい感じの話が多くあって好きです。やはり十年屋の主人と執事の猫がポイントなんでしょう。猫の作るお菓子もいいのですが今回はスープの話もあり食べたくなりました。2021/11/28
ゆみねこ
90
大切なものならどんなものでも十年預かってくれる十年屋。しかし、預かることの出来ないものも。結婚式を迎えた息子にスープを贈った頑固親父のお話しがとても良かったです。カラシちゃんの大活躍もあり。2019/07/28
メリー
88
「十年屋」の児童書に嵌まって、四冊目。飽きる事も忘れて次々楽しんで読み進める。児童書とは言え中々深く感じさせられる事も多い。挿絵も素敵。出てくるお菓子も美味しそう。綺麗な挿絵が、物語の世界の想像を膨らませる。色々な魔法使いが出て来てどんどんお話の中の魔法界が広がっていきそう。2019/08/18
hirune
80
十年屋 3作目。悪い奴がそれ相応の酷い目にあったりして 毒の部分もあるけど、基本 とても優しい物語なので 読んでて楽しいです♪土砂降りの雨でも 皆で美味しい食べ物と 楽しい気持ちを持ち寄れば、屋内でも充分楽しめるピクニックになる…ステキですね ぜひ参加したいものです♡超可愛い執事猫カラシは 今回 泥棒相手に大立ち回りしてました!危ないなぁ、大けがしなくて良かった!😅 2019/10/08
ぶんこ
76
大事な物を預かってくれる対価が寿命!何でも預かってくれるわけではないところが良い。泥棒に大事なお人形を盗まれた女の子がかわいそうで心残りでしたが、使い直しの魔法使いツルさんが素敵な魔法を使ってくれました。ツルさんたちにピクニックがステキ。この本を読むと手作りデザート熱が燃えたちます。2019/08/20