出版社内容情報
東の果ての火山島に人の成る木があるという――その島こそ倭国。遥かローマからやってきた男が目にしたのは…。古代冒険小説第2巻。邪馬台国はどこにあったのか、卑弥呼は一体どこからやってきたのか――日本のルーツと歴史上最大のミステリーに迫る古代冒険小説、第2巻。セリカ(中国)の東方、海の果ての火山島に、人の成る木があるという。木の実は美しい女性の形をしており、熟すとワークワークと啼いて木から落ちるとか。故にその島の名は「ワク」という。この伝説に憧れたひとりの男が、「ワク」を目指してローマの都を旅立った。一方、「ワク」の島で?鬼道を事とし、よく衆を惑わ?す女王・卑弥呼は、ひそかに苦悩していた。このナカツクニ(邪馬台国)は大きくなりすぎた――。人々を養うためには東の国との貿易が不可欠。しかし、その船団は、海霧に姿を隠した巨人に襲われ打ちしずめられたという。卑弥呼の命を受けた少年ワカヒコは巨人が棲むという東の国、蓬莱国の秘密を探る旅に出た。
東郷 隆[トウゴウ リュウ]
著・文・その他
佐竹 美保[サタケ ミホ]
イラスト
内容説明
“鬼道を事とし、よく衆を惑わ”す女王・卑弥呼は、ひそかに苦悩していた。このナカツクニ(邪馬台国)は大きくなりすぎた―。人々を養うためには東の国との貿易が不可欠。しかし、東に向かった船団は、海霧に姿を隠した巨人に襲われ打ちしずめられたという。卑弥呼の命を受けた少年ワカヒコは巨人が棲むという東の国、蓬莱国の秘密を探る旅に出た。
著者等紹介
東郷隆[トウゴウリュウ]
1951年横浜市生まれ。国学院大学卒。同大博物館研究員、編集者を経て、作家に。詳細な時代考証に基づいた歴史小説を執筆し、その博学卓識ぶりはつとに有名。90年『人造記』等で直木賞候補となり、94年『大砲松』により吉川英治文学賞新人賞、2004年『狙うて候 銃豪村田経芳の生涯』で新田次郎賞、2012年、『本朝甲冑奇談』で舟橋聖一賞を受賞
佐竹美保[サタケミホ]
挿絵画家。SF、ファンタジーなどの分野で多くの作品を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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