とても良い人生のために―失敗の思いがけない恩恵と想像力の大切さ

ローリング，Ｊ．Ｋ．【著】〈Ｒｏｗｌｉｎｇ，Ｊ．Ｋ．〉/松岡 佑子【訳】

静山社（2017/11発売）

• サイズ B6判／ページ数 80p／高さ 20cm
• 商品コード 9784863893948
• NDC分類 934
• Cコード C0098

出版社内容情報

「ハリー・ポッター」シリーズの作者J.K.ローリングは２００８年にハーバード大学の卒業式で感動的なスピーチをしました。どうすれば失敗を受け入れることができるのでしょう？　自分と他者のより良い人生のために、想像力をどのように使えばいいのでしょう？　大学卒業後の自らの過去を例にとりながら、人生の最も大切な問題のいくつかを、鋭く、心を揺さぶる力で語っています。初めて日本語版として出版されるこの本は、人生の岐路にある人たちに贈るJ.K.ローリングの深い思慮の言葉であり、挑戦的な問いかけです。

内容説明

「ハリー・ポッター」の作者から人生の岐路に立つ、すべての人々へ贈る言葉。

著者等紹介

ローリング，Ｊ．Ｋ．［ローリング，Ｊ．Ｋ．］ ［Ｒｏｗｌｉｎｇ，Ｊ．Ｋ．］
記録を打ち立て、数々の賞に輝いたハリー・ポッターシリーズの作者。児童文学に対する貢献で大英帝国勲章（ＯＢＥ）を受けたほか、フランスのレジオン・ドヌール勲章、国際アンデルセン賞を受賞。自らの慈善トラストである「ボラント（Ｖｏｌａｎｔ）」を通じて、様々な慈善事業をサポートするほか、子どもを施設に収容することを世界中で止めさせ、すべての子どもたちを安全で愛情に包まれた環境で育てることを目的とした、児童のための慈善団体「ルーモス（Ｌｕｍｏｓ）」の創立者であり、会長でもある

松岡佑子［マツオカユウコ］
翻訳家。国際基督教大学卒、モントレー国際大学院大学国際政治学修士。日本ペンクラブ会員、スイス在住（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[モリー]

「世界を変革するのに魔法は要りません。すでに私たちの中に、すべての必要な力が備わっているのです。それは、より良い世界を想像する力です。」ｐ.69□ハーバード大学の卒業記念講演でＪ．Ｋ．ローリング氏は、恵まれない人々の身になって考え、力なき人々を共にあることを選ぶよう訴えた。共読した妻が、上野千鶴子さんも同じことを言ってると言う。新聞記事を見ると、上野氏は「世の中には、頑張っても報われない人や頑張ろうにも頑張れない人がいる。恵まれた環境と能力を（中略）恵まれない人々を助けるために使ってほしい」と訴えていた。

2019/04/14

[とよぽん]

名門ハーバード大学の卒業記念講演。もう10年ほど前のもの。J.K.ローリングさんの、失敗を恐れず、失敗の恩恵を大切にというメッセージ。そして、もう一つ、想像力の大切さを力説していた。優秀な学生は、できない人の気持ちが分からない。努力してもできないこと、不条理な社会に未来を阻まれること、弱者の思い・・・ローリングさんは、それを想像する力が必要だと。この講演を聞いた学生が社会に出て、今頃どうしているか、ちょっと気になる。

2019/02/11

[ASnowyHeron]

なんだかんだあっても、この人は非凡なのだと思う。

2018/01/21

[紅香@新刊購入まで積読消化あと4冊⭐︎]

卒業記念公演を依頼されたJ.Ｋ.ローリング。この緊張感漂う舞台を『ハーバード・カラーの赤い垂れ幕を細めで見ながら、ここが「グリフィンドール」世界最大の同窓会と思い込めば良いだけです』と自身にも卒業生も読者にも魔法をかける。失敗から授かった恩恵とそして想像力の大切さを唱える。。今日、ある失敗を指摘された。これも想像力の欠如が原因。知らなかったことに謙虚さをもち、また一つ他の目線を知ることができた。痛みがあるからこそ真の贈り物が届いたと両手で大切に受け取ろう。『自らの内側で達成したことが、外側の現実を変える』

2024/02/07

[読書は人生を明るく照らす灯り]

古典文学を学び、行動に移す事がいかに大事が学べた。

2023/12/19