出版社内容情報
イザドラ・ムーンは、妖精のママとバンパイアのパパのあいだに生まれた、とくべつな女の子。バレエがだいすきで、黒いチュチュを着ると、幸せな気持ちになります。ある日、学校の遠足で、バレエを見にいくことになりました。ところが、客席についたとき、ピンクラビットがいなくなっていることに気がつきます。劇場じゅうを探し回っているうちに、だれかの泣き声が聞こえてきました・・・。子どもの気持ちに寄り添ったユーモアあふれる物語。
内容説明
妖精のママと、バンパイアのパパをもつイザドラは、はんぶん妖精で、はんぶんバンパイア。イザドラはバレエがだいすき。黒いチュチュを着ると、とってもしあわせな気持ちになります。ピンクラビットと、発表会ごっこをしています。そしていよいよ、ほんものの劇場にバレエをみにいく日がやってきました…。イギリスからやってきた大人気キャラクター!シリーズ第4弾!!
著者等紹介
マンカスター,ハリエット[マンカスター,ハリエット] [Muncaster,Harriet]
絵本作家、イラストレーター。イギリス・ハートフォードシャー在住
井上里[イノウエサト]
1986年生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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夕美夜たえ
4
このシリーズはキャラクターが可愛くて、読んでいて温かい気持ちになるので好きでした。こんなふうに誰かに優しくなれるのは理想です。不思議の国のアリスも好きなので、イザドラの世界でも見られて良かったです。2023/03/27
とりじまカラス
3
シリーズ四作目。 ヴァンパイアと妖精のあるあるネタをはさみつつ、イザドラが難問に挑みます。 テーマもよく、危機に対しての答えに伏線がしっかり張られていて、完成度の高い一冊でした。2019/02/09
mayuri(Toli)
3
毎回、子供の心に寄り添った暖かいお話が展開されるのですが、このお話では、パパが最後にイザドラに言ったセリフが本当に印象的でした。 大きなことでも、小さなことでも、人には親切に。 大切な事ですよね。 しかしこの本は、出てくる登場人物がかわいくて、今回は特に、ピンクラビットがお手柄でしたね。 イザドラが本当にいい子で、読んでいて嬉しくなってしまった私はイザドラと言うより保護者目線なのか師らと思いつつ、でもイザドラの心情には自分が子供だった頃の気持ちが重なってそれはそれで微笑ましくなってしまいます。 2017/07/01