出版社内容情報
多くの武家屋敷から宴のまかないを託される若さま。剣をも凌ぐ庖丁術に料理侍の本領が炸裂!深夜の宴に謎の老武士が!? シリーズ第二弾!
内容説明
千住に鰻を捕りに出かけた佐々木平八郎。江戸で料理を生業として暮らすが、生まれは水戸藩の末席家老の若さま。しかし、父の失脚もあり脱藩。その超絶な腕前が見込まれ、多くの武家屋敷から宴のまかないを託される。あるときは美肌を作る料理、あるときは不老不死の料理…。皎々と月が輝く深夜、平八郎に鰻尽くしの宴を所望した謎の老武士がいた!?シリーズ第二弾。
著者等紹介
池端洋介[イケハタヨウスケ]
1957年、東京都に生まれる。出版社勤務を経て、執筆活動に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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nyaboko
7
主人公の正体にビックリしたけど、本編とあんまり関係ないっていう、料理人若様第2弾。起承転結のまだ「起」の部分なのかな。表層的な話は一本ちゃんと解決しているのですが、裏を含めた本筋になかなか迫らないのでじれったい展www 10冊くらいでたらまとめて読みたい本。2012/08/20
ゆっくりさん
4
若様2巻目。今回は鰻です。ただ、料理の描写があまりに少なくちょっと残念です。鰻尽くしのところをもっと書いてほしかったですが、ストーリーには関係ないので書かなかったんだろうな。冒頭の今にも崩れそうな小屋で出している蒲焼が絶品とわ。若様じゃないと入らない。幼二人の兄弟が作るう巻きはいい描写でした。そして、まさかの今のうな重とつながっているとかいないとか。一旦ここまででシリーズは止まっているみたいですが、続きが読みたいな。2019/10/25
カリン!
4
料理をからめて陰謀を説き明かすのは面白い。若さまが爽やかでおとぼけキャラなのに強いのはいいです!脇を固める人達も個性豊かで今後またどんな事件がおこるのか楽しみにしてます!2011/09/09
ひかつば@呑ん読会堪能中
3
やっと入手。1巻の内容を忘れかけているが、この2巻は随分とフツーの時代小説になっていた。悪く言えばありきたりで、半分読むまで料理話が出てこないし、軽い謎を皆で追いかけてチャンチャン。前巻と無理に繋げているような雰囲気だった。が、内容は別にしてこの主人公と取り巻く連中の話は楽しいので、次があるのなら読みたいな。2012/12/14
つるりん
2
シリーズ第2弾。前作の内容が結構関わってきてて、読んだの数週間前なのにすっかり忘れてて途方にくれた。平八郎の出自もわかり、これからだと思うんだけど、2011年に第1弾、第2弾が出版されたきり止まってるみたい。続きが読みたいんだけどー。2015/06/30