出版社内容情報
宗教とはいつの時代も相当にスキャンダラスな存在だった!世の中を騒がせ、日本の歴史や社会を変えた10人の宗教家の本質に迫る!
内容説明
人々の信仰を集め、勢力を拡大する宗教には必ず“カリスマ”と呼ばれる宗教家の存在がある。どんな宗教でも、それがはじめて歴史の舞台に登場するときは相当にスキャンダラスであり、迫害・弾圧、犯罪者のレッテルを貼られた者も少なくない。だが、まさに彼らによって日本の宗教界は大きく揺れ、社会や歴史に変革がもたらされた。日本宗教史に影響を与えた10人の宗教家の本質に迫り、日本人にとって宗教とは何だったのかを明かす。
目次
第1章 聖徳太子(五七四~六二二)「飛鳥時代」―仏教の発展をもたらし、未だにその存在が物議をかもす伝説の皇子
第2章 空海(七七四~八三五)「平安時代前期」―密教を日本へ持ち帰り、日本の仏教史を変えた真言宗の開祖
第3章 円仁(七九四~八六四)「平安時代前期」―最澄の弟子で、空海・最澄を超えた天台宗の完成者
第4章 日蓮(一二二二~一二八二)「鎌倉時代」―迫害、流罪、もっとも過激なイメージをもつ日蓮宗の開祖
第5章 一遍(一二三九~一二八九)「鎌倉時代」―踊り念仏を布教の手段としてはじめて活用した時宗の開祖
第6章 フランシスコ・ザビエル(一五〇六~一五五二)「戦国時代」―日本へはじめてキリスト教をもたらしたイエズス会修道士
第7章 平田篤胤(一七七六~一八四三)「江戸時代後期」―神道について独自に思想を確立した、国家神道の先駆者
第8章 出口王仁三郎(一八七一~一九四八)「明治~昭和時代」―強烈なカリスマ性で多方面に活躍した大本の教祖
第9章 戸田城聖(一九〇〇~一九五八)「昭和時代」―戦後日本に多大な影響を与えた創価学会二代目会長
第10章 麻原彰晃(一九五五~)「昭和~平成時代」―無差別大量殺人で死刑判決、オウム真理教は密教なのか
著者等紹介
島田裕巳[シマダヒロミ]
1953年、東京都に生まれ。宗教学者、文筆家。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。放送教育開発センター助教授、日本女子大学教授を経て、現在は東京大学先端科学技術研究センター客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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