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静山社文庫
強欲起業家―「勝ち組」がなぜコケたか

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  • サイズ 文庫判/ページ数 331p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784863890633
  • NDC分類 335.21
  • Cコード C0195

出版社内容情報

一夜にして巨万の富を手に入れた平成のベンチャー起業家たちの栄光と転落の人生。規制緩和がもたらした仁義なきマネーゲームの真相。

内容説明

平成の金融ビッグ・バン以来、規制緩和が一気に進み、それを最大のビジネスチャンスとして、一夜にして巨万の富を手にした若手経営者たち。彼らはマスコミを巧みに利用し、株価を吊り上げ、次々とM&Aを繰り返しながらモンスター化していった。しかし、栄光はそう長くは続かず、彼らは規制緩和の徒花となっていく―。世間を騒がせた九人の「強欲起業家」たちの栄光と転落、仁義なきマネーゲームの真相に迫る。

目次

序章 ライブドア・堀江貴文―ハゲタカに喰い尽くされた寵児
第1章 グッドウィル・折口雅博―「パンドラの箱」を開け、魑魅魍魎を飛び出させた男
第2章 フルキャスト・平野岳史―フリーターの怨嗟を一身に背負った元フリーター
第3章 レックス・西山知義―槿花一朝の夢に終わった野望
第4章 USEN・宇野康秀―凋落したヒルズ族の兄貴分
第5章 ローソン・新浪剛史―チケット・ビジネスで躓いた広告塔
第6章 パシフィック・高塚優―謎の中国マネーにトドメを刺された不動産王
第7章 スカイマーク・西久保愼一―安全より収益大事の異端児
最終章 楽天・三木谷浩史―世界の大富豪の椅子に駆け上がった男

著者等紹介

有森隆[アリモリタカシ]
経済ジャーナリスト。1969年早稲田大学文学部卒業。三〇年間全国紙で経済記者を務めた。経済・産業界での豊富な人脈を生かし、経済事件などをテーマに精力的な取材・執筆活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ichiro-k

8
合法・非合法を問わず、天文学的な利益を上げそして凋落していった起業家のドキュメンタリー?巻末にあるように「・・唯春の夜の夢のごとし。たけき者も遂にはほろびぬ、偏に風の前の塵に同じ」ヒガミ(反感?)とも思えるが・・・自分は経済や政治に興味を失っていることを再確認。それ以上の感想も、それ以下の感想もなし。2010/12/01

BATTARIA

1
ネタにされた強欲企業家は、堀江貴文、折口雅博、平野岳史、西山知義、宇野康秀、新浪剛史、高塚優、西久保愼一、三木谷浩史の9名。 この本が書かれたのは2010年なので、新浪のように当時とは違う会社を経営している人がいれば、西久保のようにその後会社をつぶした者もいる。 西山や高塚については、会社名すら知らなかった。 とりあえず三木谷だけは安泰であるかにみえるが、盛者必衰はこの世の常。 破滅した他の6人とは違う立ち居振る舞いや価値観を示したところで、本質的には同じ穴のムジナだ。2016/01/27

うたまる

1
9人の起業家を並べて見せたのは、個々の人生や事業手腕を伝えたかった訳ではなく、彼らに共通するものを際立たせたかったからであろう。それはワンマン経営に見られる”傲慢”であり、法の目を掻い潜る”狡知”であり、儀礼排除という名の”無礼”であり、それら全てをひっくるめての”強欲”である。しかし本書を通読してみると、そんな彼らをも出し抜き、嘲笑い、巨利を貪る金融ゴロの姿が垣間見える。彼らこそ裏金融という食物連鎖の頂点に君臨する最強の肉食獣。そう思えば凋落したこの起業家たちが憐れにも見えるが…、しかし全員人相が悪い。2013/02/01

ぐうたらパンダ

0
取り上げた人数が多いので、駆け足気味に語ってしまっているのが残念。儲けるというのはこういうことをするのか、と納得する一方、これが簡単に持続されたらこまると思う。規制とのいたちごっこなんだろうな。2011/06/01

ikeda-cpa

0
まあまあ面白いね。2011/03/26

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