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静山社文庫
戊辰戦争 裏切りの明治維新

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  • サイズ 文庫判/ページ数 279p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784863890596
  • NDC分類 210.61
  • Cコード C0121

出版社内容情報

敗者の視点からみた戊辰戦争の真実! 奥羽越列藩同盟軍の志士の動向から、戊辰戦争最大の悲劇と明治維新の裏側を浮き彫りにする。

内容説明

慶応四年(一八六八)一月、幕府軍は鳥羽伏見の戦いで薩長軍に敗れた。戊辰戦争の始まりである。勝てるはずの戦で会津藩と奥羽越列藩同盟軍はなぜ負けたのか。薩長軍はなぜ会津を殱滅しなければならなかったのか。略奪と破壊の権力抗争に身命を投じて敗者となった奥羽越列藩同盟軍の志士。秘められた戊辰戦争の悲劇と「官軍」という名の賊軍の実態など、葬り去られた明治維新の闇を浮き彫りにする。貴重な新証言を多数収録。

目次

第1章 幕府瓦解の真相
第2章 奥羽越列藩同盟
第3章 仙台藩の敗走
第4章 孤立無援の二本松少年隊
第5章 略奪、暴行の軍隊
第6章 秋田の変心、仙台の信義
第7章 北越の戦争悲話
第8章 女たちの会津篭城戦
終章 同盟瓦解の戦犯たち

著者等紹介

星亮一[ホシリョウイチ]
1935年、仙台市に生まれる。歴史作家。岩手県立一関第一高等学校、東北大学文学部国史学科卒業。福島民報記者、福島中央テレビ報道制作局長などを歴任。その後文筆業に転じ、日本大学大学院総合社会情報研究科修士課程修了。北東文芸協会、戊辰戦争研究会を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

はふ

19
歴史好きの人たちにとって、特に人気のある時期は、幕末から明治維新までだとよく耳にする。明治維新がなければ、近代化された今の日本はないと考えられるし、時代を動かしたリーダーたちの年齢が30〜40代と、比較的若い年齢だったこと等の要素が、人気の理由なのだろう。しかし、明治維新の先駆けとなった戊辰戦争は、現代人が想像するような華やかなものではなかった。多く残略行為によりの多くの血が流れたり、多くの藩が幕府側を裏切るといった、人間の性質がよくわかるほどの、泥臭い戦であったことが本書から学ぶ事ができる。2022/11/27

儚俣

6
東北人、しかも奥羽越列藩同盟の中心地出身者から見た戊辰戦争。官軍に対する恨み節が強い。東北が負けたのはそもそもの内部での葛藤の歴史と会津がかわいそうというだけの目標意識の低さが原因か。勝てば国体を一から自分達を中心に作り変えられる薩長のほうが野心が大きかった。2017/02/05

フルケン

2
明治維新って、江戸城無血開城のイメージが強くて、平和的になされたと勝手に思い込んでいたけど、とんでもない思い違いだった。戊辰戦争に関することもあまり歴史の教科書では深く触れられていない印象があるが、それも薩長側の歴史感のごり押し?会津および奥羽越列藩同盟側からみた明治維新はとても血生臭く、悲惨な歴史だった。まさに日本人が知っておくべき歴史だとおもう。この血みどろの戦争の上に、今の日本の体制が成り立っていることを忘れずに、戦没者に哀悼の意を表したい。2013/02/18

lovejoy

0
★★★2024/05/28

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