出版社内容情報
寺社奉行・水野忠邦の賄賂政治が横行するなか、南町奉行所同心・室崎銀次郎の紫色の房をまとった十手が、江戸を揺るがす陰謀を暴く!
内容説明
抜群の情報収集力、分析力で巧みに事件の真相に迫る南町奉行所の定町廻り同心・室崎銀次郎。鼻筋がとおり、すらりとした男前、人呼んで「紫同心」。知恵者・銀次郎は数々の功績により、朱房より上位の紫房の十手を許されていた。寺社奉行・水野忠邦が権勢をふるうなか、江戸いちばんの歓楽地・吉原で妓楼の女二人が若侍に惨殺される。それは、幕府を巻きこんだ恐るべき事件の幕開けだった…。シリーズ第一弾。
著者等紹介
大谷羊太郎[オオタニヨウタロウ]
1931年、東大阪市に生まれる。慶応大学文学部国文学科中退。大学在学中にプロミュージシャンとしてデビュー。芸能界で過ごした後、1970年に『殺意の演奏』(講談社)で第一六回江戸川乱歩賞を受賞。翌年より推理作家専業。トリック中心の推理小説を一二〇冊以上発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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