内容説明
第二次大戦直後に生まれ、つねに変容してきたストリップは、ジェンダーやセクシュアリティをめぐる今日的な問題意識と共振しつつ、幅広い層からいま支持されている。座談会、インタビュー、論考、ルポ、エッセイ、漫画などで、ストリップの現在に多様な視点からアプローチ。まだ見たことがない人もすでにハマっている人も楽しめる、絶好の入門書。
目次
第一部 新しいコンテクスト(座談会 宇佐美なつ 夏堀うさぎ 武藤大祐 ストリップは止まらない;漫画 菜央こりん ストリップの効用;エッセイ 山中千瀬 大丈夫な光 ほか)
第二部 現場に即して(インタビュー 翼裕香 「エロに対して真剣なんですよ」;ルポ 吉田真紀 ストリップ・ストーリーズ―A級小倉劇場の人々;インタビュー にっしー 「行ってなんぼ、通ってなんぼ」 ほか)
第三部 より広い視野で(対談 船曳建夫 夏堀うさぎ 裸のキラキラ、非武装の笑顔―ストリップとセクシュアリティ;論考 ケイトリン・コーカー 踊り子の身体は何をなしうるのか―近年の女性観客と往年の男性観客が見る夢;論考 下野渉 「女・女・女」の幸福―ストリップと日本の諸芸能 ほか)
著者等紹介
武藤大祐[ムトウダイスケ]
1975年生まれ。群馬県立女子大学文学部教授(舞踊学・美学)。ダンス批評家。ストリップ劇場ではたいてい飲酒している
夏堀うさぎ[ナツホリウサギ]
1989年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科修士課程修了。2000年代半ば、初めて同人誌を作る。2014年8月、ストリップに出会う。ストリップと社会と私を考えるZINE『イルミナ』を2019年に立ち上げ、ほぼ半年に1号のペースで発行中。かぶり席がとにかく好き(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。




