感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ポルポ・ウィズ・バナナ
3
大枠の流れを捉えるのに非常に良いテキストだが「良いテキスト」ゆえにここで抜け落ちている部分が歴史的に「無かったこと」になりそうな怖さがあるので、この本を読んで各事項を深掘りするのが正解だと思う。パンクの反白人搾取性に触れるのなら、初期ロックンロールの搾取性がパージされているのは問題があるし、フェミニズムに触れているがスリッツの活動の記述はない。勿論、あれがないこれがないというのはナンセンスなことは承知だが、相当重要は部分だと思うのだが。2024/09/03
takao
2
ふむ2024/09/22
遠藤 悪
1
音楽についての言及は少ない(音楽としてのパンクについては先行研究もあるので端折った、とのこと) 「パンク」は思想として社会にどうコミットしてきたかについての解説 共産主義、ダダ、アナーキズム、シチュアシオニスト 。そして打破すべき敵としての「新自由主義」 読みながら、能勢伊勢雄さんの折々の言葉がこだました。 これは皮肉ではなく、僕にとってパンクは「教育」であったことを思い直した。 多かれ少なかれ、音楽を好きな人はそうだと思う。2024/07/23
Toru Fujitsuka
0
音楽が文化だけではなく、政治にも影響することを改めて感じた 自分の音楽鑑賞は浅い気持ちである事に気が付かされた2024/06/27