感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヨシムラ管
7
普通に面白い2025/04/05
ポルポ・ウィズ・バナナ
6
大枠の流れを捉えるのに非常に良いテキストだが「良いテキスト」ゆえにここで抜け落ちている部分が歴史的に「無かったこと」になりそうな怖さがあるので、この本を読んで各事項を深掘りするのが正解だと思う。パンクの反白人搾取性に触れるのなら、初期ロックンロールの搾取性がパージされているのは問題があるし、フェミニズムに触れているがスリッツの活動の記述はない。勿論、あれがないこれがないというのはナンセンスなことは承知だが、相当重要は部分だと思うのだが。2024/09/03
かれーらいす
4
パンクのもちうる個人がその人らしくある事で偶然によるムーブメントが起きる事象に付き纏う、それを利用しようとする資本社会との対比が時系列で記されていて、流通や時代背景が追いついて各地で時間差で起こるシーンが知れて楽しかったが、まだまだ書ききれないほどの重要なシーンがあるだろうにとも思った クィアな方々(自分も)がたまたま行き着いたのものがパンクだったのは、社会人になるとパンクを聞かなくなる理由が改めて理解できた この本を読んだ人が何かを思い、何かをするまで続きそうな気配があるので、パンクな本だと思える 2024/10/24
遠藤 悪
3
音楽についての言及は少ない(音楽としてのパンクについては先行研究もあるので端折った、とのこと) 「パンク」は思想として社会にどうコミットしてきたかについての解説 共産主義、ダダ、アナーキズム、シチュアシオニスト 。そして打破すべき敵としての「新自由主義」 読みながら、能勢伊勢雄さんの折々の言葉がこだました。 これは皮肉ではなく、僕にとってパンクは「教育」であったことを思い直した。 多かれ少なかれ、音楽を好きな人はそうだと思う。2024/07/23
takoyama
2
章立てが細かくて読みやすかった。 極右とoiの関係がよくわかった。 日本の初期ハードコア辺りをもう少し書いてあるとよかったかな2024/12/06
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- 和書
- なびふらんせ 〈1〉