内容説明
「日本と日本人はすばらしい芸術品である」。島国であるがゆえに、長い鎖国の時間を経て、日本は独特の文化や芸術を育んできた。フランス人科学者ジュヌヴィエーヴはたくさんの文献を駆使しながら、日本の進化の過程と日本人という独特の美意識を解説してみせる。
目次
1(ヨーロッパからの眺め;日本人は“特異”な人種か ほか)
2(日本人の脳にある“間”;“間”は儚い芸術を生む? ほか)
3(職人芸;漆の上塗り ほか)
4(日本語が日本人を作る;日本語と囲碁)
5(“国”の性格;信頼の社会 ほか)
6(歴史家は、なぜ必要か;日本の評判 ほか)
著者等紹介
エルヌフ,ジュヌヴィエーヴ[エルヌフ,ジュヌヴィエーヴ] [Ernouf,Genevi`eve]
トウール大学、医学・薬学部および理学部卒、理学国家博士。トウール大学、医学・薬学部助手。1970年、東北大学での国際会議に出席、初めて日本の土を踏む。上ノルマンデイ大学、医学・薬学部教授。厚生省付き主任薬事監察官
内田謙二[ウチダケンジ]
福岡県で育ち、東京大学農芸化学科卒。日本での企業生活ののち渡仏。パリ大学理学博士。チューヒンゲン大学、チューリッヒ工科大学、フランス鉄鋼研究所などで研究。ストラスブルグ大学法科修士。1995年欧州特許弁護士、96年欧州商標弁護士取得。パリ在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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