歌集 たましひの薄衣

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歌集 たましひの薄衣

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  • サイズ 46判/ページ数 144p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784863855618
  • NDC分類 911.168
  • Cコード C0092

出版社内容情報

第49回現代歌人集会賞・第24回現代短歌新人賞受賞記念 フェア開催中!
ウェブストアでご注文のお客様に特典として【小冊子(フリーペーパー)】をお付けします。
※特典は無くなり次第終了となります。
刊行時の菅原百合絵さんの書き下ろしエッセイペーパーの再録など、『たましひの薄衣』と併せて読みたい小冊子です。

フェア・特典は終了いたしました。

目次

1(Figures sans figure;声の静寂 ほか)
2(S´er´enit´e;記憶の舫 ほか)
3(〓るひと;存在の黄昏 ほか)
4(静物画の日々;風の痕跡 ほか)

著者等紹介

菅原百合絵[スガワラユリエ]
1990年生まれ。東京出身。「東京大学本郷短歌会」「パリ短歌クラブ」元会員(現在いずれも解散)。「心の花」会員。パリ・シテ大学(旧パリ第七大学)博士課程修了。専門は十八世紀フランス文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

松本直哉

30
禁じられていても、禁じられているからこそ、人は命をかけてでも、言葉を紡がずにはいられない。命がけの言葉は、人が死んでも、書物が焼かれても、木の葉のそよぎのように、人間の耳にはとらえられないかたちであれ、生き続けるだろう。文学研究にたずさわる著者は、滅ぼされていった言葉、しかし、かすかな風のそよぎのなかにわずかに生きながらえるその痕跡とでもいえるような言の葉に、耳を澄ませることを、自らの使命と考えているのかもしれない。稀覯書を探し求めてほの暗い書庫に足を踏み入れる著者の自画像には、そのような思いが垣間見える2023/04/14

あきあかね

18
 「母語は自分に近い「本当」の言葉で、外国語は後から学んだ「借り物」の言葉のように思えるが、実はその「借り物」の言葉こそが、まさにそのよそよそしさゆえに、心のもっとも奥ふかくに秘匿されている自己をー無惨なまでにーにあらわにするのだった。(略)それは決して光降りそそぐ明るい場所ではないけれども、そのようなほのぐらい場所を自分のうちに見出し、認めるのは、不思議と静かな慰めを与えてくれる経験でもある。」 今年の東京大学の国語の入試問題で、まだ三十代前半の若きフランス文学者が著した、外国文学、外国語を学ぶ⇒2024/03/24

双海(ふたみ)

15
すごくいい歌集だと感じた。作者は1990年生まれ。「本郷短歌会」「パリ短歌クラブ」などを経て「心の花」会員。栞文は水原紫苑、野崎歓、星野太の各氏。「雪なりし記憶持たねど氷片を置けばグラスに水のさざめき」「魂は水の浅きをなづさへりうつし身ゆゑにゆけざるところ」「水面から飛花が水底へとしづむ神のまばたきほどの時の間」端正な文語定型が輝く歌集。2023/05/29

ゆう

12
大切な人に贈りたくなる歌集だった。題名の通り、たましいの透明さ、光、水、風など不可視・不定形のものの美しさを歌った作品が多く、毎晩少しずつ読むのを楽しみにしていた。癒される。文語体は馴染みがないので文法を調べながら読んだのだけど、気持ちが落ち着くのは歌の作風なのか文体なのか。歌人はフランス文学を学んでいたそうで、だからエピグラフや前書きにフランスの偉人が多かったのかもしれない。2023/04/27

みかん

6
この世で最も美しい歌集かもしれない。揺蕩う水のような歌集。水のなめらかさ、なまめかしさ、凪いだ水面に秘めた情念、全てが静謐に織り込まれた。シューベルトの幻想ソナタを思い出すような時間だった2023/06/17

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