内容説明
日本語は一言もしゃべれず、書くこともままならなかった娘チョン・ファシンは日本で働く朝鮮の青年と結婚し、15歳で日本に渡る。80年に及ぶ日本での過酷な日々を、いつも明るく逞しく不撓不屈の精神で生き抜いた、一人の朝鮮人女性の生涯を描いた感動の物語。
著者等紹介
チョンファシン[チョンファシン]
鄭花心。日本名・島田花心。1924年5月27日、全羅南道珍道郡臨准面屈浦里生まれ。1939年同郷の朴仁哲(パク・インチョル)(日本名・島田仁哲)と結婚、同年2月夫と渡日、山口県防府市に移住。塩田労務者、農業、飯場経営、飴づくりなどしたあとくず鉄屋を開業して成功、のちにはパチンコ店なども経営、財を成す。2021年5月4日逝去。享年97歳(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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