韓国女性文学シリーズ<br> 私のおばあちゃんへ

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韓国女性文学シリーズ
私のおばあちゃんへ

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  • サイズ 46判/ページ数 187p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784863854833
  • NDC分類 929.13
  • Cコード C0097

内容説明

いつかおばあちゃんになることを夢見ていたのに「きのう見た夢」(ユン・ソンヒ)。残されたフランスでの日記を手掛かりに孫が想像で描いたおばあちゃんの最後の恋「黒糖キャンディー」(ペク・スリン『惨憺たる光』)。認知症になったおばあちゃんが何度も繰り返し伝えたのはトラブルの多い孫の未来のためだった「サンベッド」(カン・ファギル『別の人』)。厳しかったおばあちゃんから遺された屋敷を処分するために久しぶりに足を運んだ私は、取り返しのつかない過去に引き戻される「偉大なる遺産」(ソン・ボミ『ヒョンナムオッパへ』収録「異邦人」)。女三世代で行ったテンプルステイで母の意外な一面を知り、母にだんだんと似てくる自分に気づく、ある穏やかな秋の日「十一月旅行」(チェ・ウンミ『第九の波』)。ひとりで堅実に生きてきたはずが、いつの間にか老人だけのユニットに暮らす羽目に。二十一世紀後半の近未来を描くディストピア小説「アリアドネーの庭園」(ソン・ウォンピョン『アーモンド』『三十の反撃』)。ミステリー、SF、ロマンス、家族ドラマなど、老いを描いた6編。

著者等紹介

ユンソンヒ[ユンソンヒ]
1973年生まれ。1999、東亜日報新春文藝に短編小説「レゴでつくった家」が当選する

ペクスリン[ペクスリン]
1982年生まれ。2011年、京郷新聞新春文藝に短編小説「嘘の練習」が当選する

カンファギル[カンファギル]
1986年生まれ。2012年に京郷新聞新春文藝に短編小説「部屋」が当選する

ソンボミ[ソンボミ]
1980年生まれ。2011年、東亜日報新春文藝に短編小説「毛布」が当選する

チェウンミ[チェウンミ]
1978年生まれ。2008年『現代文学』の新人推薦に短編小説「泣いて行く」が当選する

ソンウォンピョン[ソンウォンピョン]
1979年生まれ。長編小説『アーモンド』で第十回チャンビ青少年文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

星落秋風五丈原

33
『アリアドネーの庭園』近未来の韓国では、高齢者は、介護度のランクによって分けられたユニットで暮らしている。少子高齢化社会の解消のために、韓国では高齢者の世話をする福祉パートナーとして移民を積極的に採用していた。ミナのいるユニットDの名前が「アリアドネ―の庭園」。生贄に混じってやってきたギリシャの英雄テセウスに糸玉を渡したクレタ王の王女る。好意を持って受け入れた者によって迷宮が崩壊に向かうという展開が本作とリンク。日本でも介護人材を積極的に海外から受け入れている。“あり得ない”と切り捨てられる内容ではない。2022/08/28

M H

28
おばあちゃんが登場する6編にステレオタイプに収まらない機微が描かれる。淡く切ない恋愛譚「黒糖キャンディー」、苦味のあるディストピア「アリアドネーの庭園」が特に良かった。日本も高齢化の進行が早い国なので、いろんなおばあちゃんがいるのは理解していても、物語として現れることで思い至らず、解像度が低い領域が多々あるのだと改めて気付かされた。将来「偉大なる遺産」の主人公のようなショックを受けるのかも。2021/12/23

かもめ通信

24
ロウジンスキーとしては絶対に読み逃せない!と、すごく読みたかった本を、書評サイト本が好き!を通じていただいた。読んで見たら「おばあちゃん」と聞いて思い浮かべるあれこれだけでなく、ロマンスもミステリもホラーもSFもあって、さらには女の一生について、あるいは現在過去未来の私自身について深く考えさせられる物語たちでもあった。 ★★★★★2021/10/05

キクチカ いいわけなんぞ、ござんせん

23
いろいろなおばあちゃんについての短編集。孫が祖母について書く、だけでなく、子どもと疎遠になって孤独に暮らす高齢女性や、使用人に意地が悪かった祖母の話、独身で高齢になり収容所みたいな施設で暮らす女性の近未来小説。ひやりとする話が多い。2022/10/17

ツキノ

22
【「おばあちゃん」がテーマのアンソロジー】2021年9月発行。6人の作家による短編小説。「年老いた女になるつもりはなかった。その日その日を生きているうちに、いまにたどり着いだだけ。」(「アリアドネーの庭園」ソン・ウォンピョンの冒頭文)が響く。「黒糖キャンディー」(ペク・スリン)がすごく好きだ。本選びの会で韓国文学に出会えたというのはいい収穫だった。これからも読んでいきたい。2022/01/11

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