韓国文学の源流 短編選<br> オリオンと林檎

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韓国文学の源流 短編選
オリオンと林檎

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  • サイズ 46判/ページ数 272p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784863854727
  • NDC分類 929.13
  • Cコード C0097

内容説明

下水道工事を巡り、日本人請負業者の賃金未払に怒りを爆発させる労働者たちの抵抗運動「下水道工事」。百貨店に勤める日本人女性ナオミと読書サークル仲間の恋の駆け引き「オリオンと林檎」。山間の村。ふとしたきっかけで住み込みで働くことになった若い女への期待と裏切り「山あいの旅人」。貧困から抜け出せない農民たちが賭博によって仲間のわずかな財産を奪い合う「鼠火」。旱魃に苦しむ小作農と利己的な村の自作農との軋轢を描く「模範耕作生」。芳蘭荘という赤字続きのカフェを営む画家の満たされぬ日々「芳蘭荘の主」。体を壊して働けなくなった父と港でいかがわしい酒売りの仕事で稼ぐ母を持つ少年の成長記「草亀」。平壌を訪れた作家が目にした廃れゆく文化と哀しい人間模様を描く「〓江〓」。

著者等紹介

イソンファ[イソンファ]
李聖和。大阪生まれ。関西大学法学部卒業後、会社勤務を経て韓国へ渡り韓国外国語大学通訳翻訳大学院修士課程(韓日科・国際会議通訳専攻)修了。現在は企業内にて通訳・翻訳業務に従事。韓国文学翻訳院翻訳アカデミー特別課程・アトリエ課程修了。第二回「日本語で読みたい韓国の本翻訳コンクール」で最優秀賞受賞

岡裕美[オカヒロミ]
同志社大学文学部卒業、延世大学国語国文学科修士課程修了。2012年、第十一回韓国文学翻訳院翻訳新人賞を受賞

カンバンファ[カンバンファ]
姜芳華。岡山県倉敷市生まれ。岡山商科大学法律学科、梨花女子大学通訳翻訳大学院卒、高麗大学文芸創作科博士課程修了。梨花女子大学通訳翻訳大学院、漢陽女子大学日本語通翻訳科、韓国文学翻訳院翻訳アカデミー日本語科、同院翻訳アトリエ日本語科、ハンギョレ教育文化センターなどで教える。韓国文学翻訳院翻訳新人賞受賞。韓訳書に児童書多数

小西直子[コニシナオコ]
日韓通訳・翻訳者。静岡県三島市生まれ。立教大学文学部卒業。1980年代中頃より独学で韓国語を学び、1994年、延世大学韓国語学堂に語学留学。以後、韓国在住。高麗大学教育大学院日本語教育科修士課程単位取得退学、韓国外国語大学通訳翻訳大学院韓日科修士課程修了。現在は韓国で通訳・翻訳業に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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かもめ通信

20
書肆侃侃房の「韓国文学の源流 短編選」は、古典作品から現代まで、その時代を代表する短篇の名作をセレクトする全10巻刊行予定のシリーズ。本書にはシリーズでいうところの第2期、1930年代(1932年~1938年)の作品、8篇が収録されている。日本が国際連盟を脱退し、盧溝橋事件がおきて……という時代のことでもあるし、人々の暮らしぶりや、日本に対する感情がどう描かれているのか、そもそもそういうことを描くことが許されているのかも含めて、興味があった。読んでみたらこれ期待以上の読み応え。このシリーズ追いかけよう。2021/10/14

だまし売りNo

16
「下水道工事」は日本人請負業者の賃金未払に怒りを爆発させる労働者の闘いを描く。公務員の責任逃れ体質が腹立たしい。但し、賃金未払に対する労働者の闘い一辺倒の内容ではない。登場人物の個人的な物語もある。本書の帯には「プロレタリア文学とモダニズム文学の相克の時代」とあるが、出来事の写実だけではないというモダニズム文学の要素がある。 この要素は表題作「オリオンと林檎」で一層強まる。真剣に社会問題に取り組むというよりも、運動ごっこを楽しんでいるだけのように見える。2021/09/28

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