目次
1(予言;スイミング・スクール)
2(仮の橋;江の島2013;近景と遠景;全体重)
3(戸塚ヨットスクール開校四十周年;感情のために)
4(失業給付;ぷよぷよ(仮))
5(河合塾の夜;道の駅;ずっと前)
著者等紹介
鈴木ちはね[スズキチハネ]
1990年早生まれ。2010年よりTwitter上で短歌を投稿しはじめる。2011年より三上春海と同人サークル「稀風社」。2016年から山本まともと「天国歌会」運営。2018年に「失業給付」で第一回笹井宏之賞候補、2019年に「スイミング・スクール」で第二回笹井宏之賞大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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qoop
8
平べったい日常風景の底にある不穏な気配。生前退位を示唆した天皇の言葉に被せて詠まれた〈感情のために〉こそ、気配の本体が姿を表しそうになる状景。違和感、閉塞感を包むゼラチンのような鈍麻さと、泡のように浮上して弾ける焦燥感と。/ザハ案のように水たまりの油膜 輝いていて見ていたくなる/黙祷をしているときに鳴る外線 その先のどこかで待っている/十四連勤も二十六連勤もあるのだしその逆だっていつかあるだろう/天皇が象徴ならば犬や猫、鳥やうさぎでいいのではないか/手袋が落ちている道 手袋は一度ああなってしまってはだめだ2020/11/07
あいお
2
読む前の自分には戻れない2021/08/12
トマス
2
第二回笹井宏之賞大賞作。上の句と下の句で主語を反復させてまでそれを言う?と思わせる何気ない風景や、当たり前の理屈が特徴的。ただごとを詠んでいるようで、妙にひっかかる表現で印象を植え付けてくる面白さがある。同じく大賞を取った榊原紘『悪友』も気になってます。2020/10/11
;
2
「感情のために」のTwitter感。貧しさについての歌集だと思った。2020/10/10
ひー
1
「ひとり暮らしのシンクに水を落としたらこの部屋のここだけ蛍光灯」「地下化してなくなるという踏切のなくなるような気がしない夜」「スロープと階段があってスロープのほうを下ればよろこびがある」「品川の手前で起きてしばらくは夏の終わりの東京を見た」「花筏はどこへと消えていくのだろう 理屈としてはわかるのだけど」2025/08/28




