感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
akihiko810/アカウント移行中
12
短歌史におけるニューウェーブとは何であったのか、ニューウェーブとは誰かなどを語る対談やコラムをまとめたムック。印象度B 90年代短歌には、「ニューウェーブ」と呼ばれる運動、あるいは集団があったらしい。穂村弘と加藤治郎と荻原裕幸の3人がそれに該当し、ある者が言うには加藤治郎だけがニューウェーブだった(ニューウェーブというくくりにこだわっていた)、らしい。 短歌には特別に詳しくないので穂村弘と加藤治郎くらいしか知らないが、女性歌人が無視されてるのは(本書でも言及されているが)不思議な感じ2021/04/28
nemunemuanyo
9
例えば お笑い芸人の誰が第7世代で 誰々は第7世代ではない というようなウンチクは個人的には興味がない これは 短歌の世界におけるそのようなものを論じていて 読んでみて無駄だとは全く思わないが 短歌の詩性が好きな 自分には うわ こんな本を読んでしまったがという感じも拭えない 穂村弘が「ひとつの歌と出遭うことはひとつの魂との出逢い」と語っている それでいいじゃないか ポエムとポエジーは違うと谷川俊太郎が言っていたが 改めて 文学的なウンチクよりポエジーそのものが自分には大事なのだと気づけた2020/09/07
てくてく
7
2019年に名古屋で開催された「ニューウェーブ30年」に関する対談や小文(既発表も含む)から構成されたムック本。短歌史におけるニューウェーブとは何であったのか、特に誰の作品がニューウェーブに該当するのか、ニューウェーブとライトバースの関係、そして短歌のこれからについて、寄稿者は割と好き勝手書いている感じがあって面白かった。時代としてはニューウェーブに関わっているようだが、やはりあの活動に距離感を感じていたのは然るべきだったかなと思った。2020/03/08
あゆみ
6
何となく短歌の本を読むようになって、その流れでこれを読んだけど、当然歴史的な流れはあるとは思えど、未だこんなバチバチな状況もあるとは(笑)私は穂村さんを窓口としてほんの一部しか読んだことがないから何も知り得ないけど、古典的なある種のルールから距離をとった作品があるから読みやすかったのか。そしてその距離感は、ある人を引き寄せたりある人を引き離したりするのか。私にとっては文語の古典的な歌の方がフィクション感強いこともあるけど。これを読んでいて感覚値に時代や年代のギャップを感じずには居られないところもあった。2020/09/11
かながわ
4
三十一字は短いから時代や先達に沿うもの、だから恩寵も呪いもあるよね。当事者の言葉はとても生々しくて追体験の興奮。定義論争は遊びだけでないというのは個人的発見。2021/08/11




