ねむらない樹 〈vol.2〉 - 短歌ムック 特集:第1回笹井宏之賞発表!/ニューウェーブ再考

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ねむらない樹 〈vol.2〉 - 短歌ムック 特集:第1回笹井宏之賞発表!/ニューウェーブ再考

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  • サイズ A5判/ページ数 192p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784863853539
  • NDC分類 911.1
  • Cコード C0492

出版社内容情報

2018年8月に創刊され、刊行後すぐに重版された短歌ムック「ねむらない樹」。
半年の時を経て、vol.2が刊行になります!

巻頭の特集は「第1回笹井宏之賞発表」。
早逝の歌人・笹井宏之さんの没後10年に合わせて創設する本賞の大賞は、柴田葵「母の愛、僕のラブ」に決まりました。個人賞と合わせて、全50首を掲載します。大森静佳さん、染野太朗さん、永井祐さん、野口あや子さん、文月悠光さん、五名の選考委員による選考会の模様もほぼすべて収録します。

第二特集は「ニューウェーブ再考」。
創刊号の「ニューウェーブ30年」シンポジウム(穂村弘さん、荻原裕幸さん、加藤治郎さん、西田政史さん)を踏まえて、川野里子さん、東直子さん、水原紫苑さん、千葉聡さん、平岡直子さんらが論考を寄稿してくださいました。歴史を問い直す熱い議論です。

巻頭エッセイは俵万智さん、作品は小島ゆかりさん、笹公人さん、北山あさひさん、平井弘さん、渡辺松男さん、座談会「俳句と短歌と」(生駒大祐さん、大塚凱さん、堂園昌彦さん、服部真里子さん)、林あまりさんと東直子さんによる対談など盛りだくさんです。

ほかに高原英理さん、三辺律子さん、和合亮一さん、坪内稔典さん、松村由利子さん、山田航さん、大松達知さん、田村元さんほか豪華執筆陣。
短歌に詳しくなくても楽しめる、大充実の「ねむらない樹」vol.2です。

特集1 第1回 笹井宏之賞発表!

大賞 柴田葵「母の愛、僕のラブ」

大森静佳賞 谷川由里子「シー・ユー・レイター・また明日」

染野太朗賞 浪江まき子「刻々」

永井祐賞 阿波野巧也「凸凹」

野口あや子賞 八重樫拓也「墓を蹴る」

文月悠光賞 井村拓哉「揺れないピアス」

選考座談会 大森静佳 × 染野太朗 × 永井祐 × 野口あや子 × 文月悠光

特集2 ニューウェーブ再考?

川野里子「ニューウェーブとは何か? 再び。」

東直子「時代の血肉と骨」

千葉聡「みんなのニューウェーブ」

水原紫苑「前を向こう」

寺井龍哉「あの波こえて」

柳本々々「いろんな〈わたし〉、この〈わたし〉」

阿波野巧也「ニューウェーブの文体と韻律」

秋月祐一「ニューウェーブの末っ子」

平岡直子「ほかでもなく」

花笠海月「短歌の「ニューウェーブ」について」

谷川由里子「短歌ニューウェーブとその後の短歌」

巻頭エッセイ 俵万智「まがなしく」

作品

香川ヒサ「家鳩」

梶原さい子「北限」

北山あさひ「大停電の夜に」

鯨井可菜子「グラム・パー・デシリットル」

小島ゆかり「哲学と株」

斉藤真伸「テレビカード」

笹公人「心霊レストラン」

佐藤りえ「ふかふかの日々」

佐藤涼子「新しい風」

天道なお「春泥」

橋爪志保「灯台」

平井弘「あんじゆうる」

望月裕二郎「ずいぶんとおくにきてしまったな」

渡辺松男「一頭」

山階基「説明のいらないサラダ」

吉田隼人「永遠なるものの影」

座談会「俳句と短歌と」 生駒大祐×大塚凱×堂園昌彦×服部真里子

対談「歌人としての出発は違うけれど 後編」 林あまり×東直子

歌人への手紙 佐藤弓生×堂園昌彦

コラム 虫武一俊「変わっていくこと」/中家菜津子「詩人のお話」/坂本歩実「一番いい椅子」/服部恵典「たん」/川島結佳子「中野重治は教えてくれない」/白井健康「二十四時間営業の小国」/千原こはぎ「コスモス」/横山未来子「誕生日」

ことば派 和合亮一「火」/三辺律子「十八番」

短歌の雫 金川宏「たてがみの時間」/杉谷麻衣「水底の夜」/岸原さや「玉虫をみたことはある?」

二二野歌 谷川電話/小原奈実

掌編小説 吉岡太朗「夜を終わらせる」

文鳥は一本脚で夢をみる 梅?実奈「グレーがいちばんむずかしい」

忘れがたい歌人・歌書 松村由利子「明るく透きとおる抒情」

越境短歌 坪内稔典「最初の条件」

歌人の一週間 ユキノ進/山下翔/藤本玲未/竹中優子

歌会潜入!(中之島歌会) 大森静佳「フラットに、おおらかに」

文学館めぐり(石川啄木記念館) 染野太朗+越田勇俊・岩瀬花恵

学生短歌会からはじまった 土岐友浩「ガルマン歌会がやってきた」

高原英理さんへの七つの質問 高原英理+千葉聡

たましいを掛けておく釘をさがして 杉?恒夫論 第二回「いつどこでかなしみなどを背負ったのだろう」? ながや宏高

編集委員の目 染野太朗「短歌の授業」

ねむらない短歌時評 寺井龍哉「平成三十年のキャッチ・ボール」

笹井宏之への旅 東直子/筒井孝司「短歌の原点は音楽」

書評 山田航「架空の歌論集という試み」(高原英理『歌人紫宮透の短くはるかな生涯』)

   千葉聡「進め、エキストラ!」(西村曜『コンビニに生まれかわってしまっても』)

   高柳蕗子「親切設計で楽しくワープ」(九螺ささら『ゆめのほとり鳥』

   大松達知「世界の裏側に触れる」(惟任將?『灰色の図書館』)

   川野芽生「美しさの暴力、暴力の美しさ」(服部真里子『遠くの敵や硝子を』)

   中津昌子「上等のくすり」(今橋愛『としごのおやこ』)

   堀田季何「龍に会うこと」(日置俊次『地獄谷』)

   山崎聡子「ポケットだらけのからだを抱えて」(田口綾子『かざぐるま』)

   田村元「〈懐かしさ〉の奥にあるもの」(山下翔『温泉』)

読者投稿 テーマ:「髪」または自由 選者=内山晶太/花山周子

大森静佳[オオモリシズカ]
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佐藤弓生[サトウユミオ]
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染野太朗[ソメノタロウ]
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千葉聡[チバサトシ]
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寺井龍哉[テライタツヤ]
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東直子[ヒガシナオコ]
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田島安江[タジマヤスエ]
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぐうぐう

23
創刊号に掲載された「ニューウェーブ30年」のシンポジウムは、疑問が残る部分が多かったので、この2号に「ニューウェーブ再考」の特集が組まれていることは、俺と同じような受け止め方をした読者が多かったということなのだろう。とはいえ、このフォローの特集を読んでもなお、ニューウェーブがよくわからない(笑)。「俳句と短歌」と題された座談会からもわかるように、短歌からの心地よい越境が、このMOOKの好感だ。印象に残ったのは、杉谷麻衣。「遠からず夢の可視化の叶う日がくるから淋しくなるね言葉は」2019/07/28

かふ

11
創刊号が面白く刺激も受けたので第2号も図書館で借りた。現代短歌とのギャップを感じてしまうので、それを埋めるためでもあったのだが、参考になる。ただ作品よりも対談とかを中心に読む感じである。作品の良さはあまりわからないです。一番良かったのは「第1回 笹井宏之賞」の大賞 柴田葵「母の愛、僕のラブ」。連作短歌でストーリー性がある。一首でわかるより、こういうテーマ性がある連作短歌の方がよく読めるのかもしれない。https://note.com/aoyadokari/n/n64f79d79af252022/11/13

Timothy

7
注目は前号に引き続き取り上げられた「ニューウェーブ」の話。そもそも短歌に疎く四歌人の中でほぼ穂村弘しか知らないくらいの私には、対談中の説明を読んでもなおニューウェーブの何たるかが今一つ分からないままなのだが、創刊号における「女性はいないのか」という話の展開には引っ掛かっていたので、それが次号でこうして主題になったのが納得のような、嬉しい驚きのような。このこともあり、創刊号から順に読み進めることにしてよかったと思う一方で、多くの掲載短歌と鑑賞時の季節感が合わないのが惜しかった(本書は2019年2月刊行)。2022/04/20

かりん

4
5:《vol.2も読みごたえ抜群で初心者にも読みやすい。》短歌における私性の話が興味深かった。きみの書くきみの名前は書き順がすこしちがっている秋の花/阿波野巧也、バスケ部で年中ジャージの遠藤さんはいつも数式をシャッと解いている/小川窓子、歩行者を数えるバイトの青年が我をぴったり一人とみなす/近江瞬、まるで溺れそうな真夜中 噓をつくときのあなたの息継ぎ、きれい/杉谷麻衣、この街のエキストラだと自覚してすこし背すじを伸ばして歩く/西村曜、2019/05/29

あや

3
笹井宏之賞の柴田葵さんの作品、とても好きです。ニューウェーブ再考の水原紫苑さんの文章がとても良かったです。東直子さん林あまりさん対談も楽しかったです。2019/06/21

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