内容説明
別在住作家による書き下ろし痛快小説。もちろん小説の舞台は別府。別府八湯を圧倒的なスケールで描き、市内の温泉施設や名所が多数登場。読み終わると、温泉に入らずにはいられなくなり、別府に行きたくなる!注釈を読むだけで別府温泉のことがぜ~んぶわかるよ!
著者等紹介
澤西祐典[サワニシユウテン]
1986年生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。2011年『フラミンゴの村』(集英社)で、すばる文学賞受賞。2015年秋より、別府大学文学部国際言語・文化学科講師。第二期べっぷフロマラソン完湯。第7037代別府八湯温泉道名人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
anne@灯れ松明の火
27
隣市分館の新着棚で。きれいな水色に惹かれ、目が留まり、可愛らしい表紙と「フロ」というタイトルで、借りてみた。予備知識、全くなしの澤西さん初読み。正直なところ、最初はふざけているのかなと思った(笑) 実在の温泉名や地名が出てくるが、ファンタジー要素満載。さらさらっと読了。面白かったのか、そうでなかったのか、よくわからない^^;が、はまった人は、付録のマップを片手に、フロマラソンに参加したくなるだろう。2017/09/16
しあん
22
読書バーにて読了。 小説としてはどうだろうかと思うのだが、別府に行ったことのある者には面白く読める1冊でありました。脚注が一番面白い。2017/11/02
小太郎
20
温泉大好きなので読みました。残念ながら別府温泉は行ってません、数ある温泉の中でも別府は別格なので早めに挑戦したいです。とにかくその別府温泉が舞台、主人公は別府大学温泉研究会の明礬湯太郎、別府で行われる大フロマラソンに十三先輩と共に挑戦する話です。最初は温泉紹介レポートのようなものかと思ってたんですが、なんと幻想ファンタジー風の小説仕立て、それも温泉紹介の為だけの筋立てという無理筋。普通ならそんなアホなと一笑するような内容なんですが、そこは作者の温泉愛に引っ張られての一気読みでした。別府へ行きたいです!2017/09/19
タカラ~ム
16
「文字の消息」で完全にツボにハマったので、澤西祐典作品を他にも読んでみようと思った。で、選んだのが本書である。「文字の消息」とはまったく違うテイストの作品。別府という日本有数の温泉地を舞台にして繰り広げられる『別府フロマラソン』に挑む十三先輩と湯太郎のドタバタ劇は、天狗は出るし神通力も登場する。とんでもない話なのだ。それでいて、別府の魅力を十分に発信していて、「別府温泉ガイド」としても使える。カバー裏にある「別府温泉マップ」を持って別府を旅したくなるという魅力的な一冊だった。2018/06/25
yk
9
現実的なお話だと思い読み始めたので、途中に天狗出てきたり、猿がしゃべったりでびっくり!不思議なお話でした。別府は色んな種類の温泉があるから、読んでたら全然入れてないじゃんって思って、別府行きたい欲MAXです。2021/04/13
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