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本の瓶詰

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  • サイズ B6判/ページ数 318p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784863852525
  • NDC分類 019.04
  • Cコード C0095

内容説明

本は人生の佳き伴走者。本というアナザー・ワールドを旅する「ただの本好き」が綴った一人読書の記。

目次

1 エッセイ本と人と(音楽家は魔術師;森崎和江さんのこと―いのちのうねり;時間のなごみとなつかしさ―はゆかまさのりの世界 ほか)
2 書評・国内編(人々の顔や気持が見える歴史学―『ヨーロッパを読む』阿部謹也;語り手の半生記読む思い―『球磨川物語』前山光則;かたりの宇宙―『夜のヴィーナス』村田喜代子 ほか)
3 書評・海外編(少年が見た移民の物語―『ナターシャ』ディヴィッド・ベズモーズギス;パスタとお洒落の他にも―『イタリア的―「南」の魅力』ファビオ・ランベッリ;ブはブラッドベリのブ―『さよなら、コンスタンス』レイ・ブラッドベリ ほか)

著者等紹介

樋口伸子[ヒグチノブコ]
1942年、熊本県人吉市生まれ。西南学院大学中退後、早稲田大学第二文学部卒業。詩集に『あかるい天気予報』(第9回日本詩人クラブ新人賞・福岡市文学賞)など。2011年福岡市文化賞。2003~2012年、読売新聞西部版で詩・時評を担当。西日本新聞ほかに書評、エッセイ、コラムを執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

踊る猫

8
「本が好き!」からの献本でいただいた本。こういう機会がなければ本書を読むことはなかっただろう。生真面目なところ、ふざけたところがないその態度を「誠実」と捉えるか「生硬」と捉えるか、評価は割れるだろう。女性の詩人が書いただけあって……と書くと叱られそうだがやはり同じ「詩人」の書物について語っている時に、あるいは「女性」の書物を語っている時に言葉は活き活きと輝きを放っているように感じられる。読みたい本が増えたのも確かだが、それ以上に氏本人の著作をもっと拝読したくなってしまった。もっと広く読まれることを願いたい2017/03/30

チェアー

7
本のエッセンス以外に、果実の皮にあたる部分や、書き手の人生を交錯させながら書く文章がいい。九州の本や詩、翻訳書に強みを見せる筆者。知らない本が多かった。堤玲子の「わが闘争」がいちばん大きな収穫だった。2020/03/30

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