出版社内容情報
【貪欲な兎のように】
何かに飼い慣らされているような不安。
でも、飼い慣らされるって、何に?
(江戸 雪)
<自選短歌五首>
非常時に押し続ければ外部との会話ができます(おやすみ、外部)
レトルトのカレーの揺れる熱湯のどこまでもどこまでも透明
君の手の甲にほくろがあるでしょうそれは私が飛び込んだ痕
悲しいと言ってしまえばそれまでの夜なら夜にあやまってくれ
君の?に「は」と書いてみる「る」は胸に「か」は頭蓋骨に書いてあげよう
鈴木晴香[スズキ ハルカ]
1982年東京生まれ。慶應義塾大学文学部英米文学専攻卒業。
2012年、雑誌『ダ・ヴィンチ』の連載「短歌ください」への投稿をきっかけに短歌を始め、同年10月に塔短歌会入会。
2015年第五十八回短歌研究新人賞最終選考通過。
2016年京都大学東一条会Ton-Ichi Talkにて講演。
Twitter: @UsagiHaru
目次
1(零メートルのくちづけ;(おやすみ、外部)
夏空
花火は、花と火でできているんだ
貪欲な兎 ほか)
2(夜にあやまってくれ;月の脱衣所;ひとりの多数決;問いには答えが似合うだけ;叡山電車 ほか)
著者等紹介
鈴木晴香[スズキハルカ]
1982年東京生まれ。慶應義塾大学文学部英米文学専攻卒業。2012年、雑誌「ダ・ヴィンチ」の連載「短歌ください」への投稿をきっかけに短歌を始め、同年10月に塔短歌会入会。2015年第五十八回短歌研究新人賞最終選考通過。2016年京都大学東一条会Ton‐Ichi Talkにて講演(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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