Woman’s Best<br> アンニョン、エレナ

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アンニョン、エレナ

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  • サイズ B6判/ページ数 235p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784863852334
  • NDC分類 929.13
  • Cコード C0097

出版社内容情報

【韓国で最も権威ある文学賞、李箱文学賞など数々の賞に輝く金仁淑の日本語版初出版】

遠洋漁船に乗っていた父から港、港にエレナという子どもがいると聞かされた主人公は、その子らの人生が気になり旅に出る友人に自分の姉妹を探してくれるように頼む「アンニョン、エレナ」。生涯自分の取り分を得ることができなかった双子の兄と、何も望むことなく誰の妻になることもなく一人で生きる妹。その間ですべての幸せを手にしたかに見えながらも揺れ動く心情を抱えて生きる女性の物語「ある晴れやかな日の午後に」のほか珠玉の短編、7作品。

金 仁 淑[キム インスク]
1963年、ソウル生まれ。延世大学新聞放送学科卒。1983年、朝鮮日報新春文芸に選ばれ、創作活動を始める。小説集に『共に歩む道』、『白刃と愛』、『ガラスの靴』、『ブラスバンドを待ちながら』、『その女の自叙伝』、長編小説に『血縁』、『炎』、『79?80年の冬から春の間』、『長い夜、短く近づく朝』、『だからあなたを抱きしめる』、『シドニー、その青い海に立つ』、『遠き道』、『陰、深い場所』、『花の記憶』、『偶然』、『ポンジ』などがある。韓国日報文学賞、現代文学賞、李箱文学賞、イス文学賞、大山文学賞などを受賞。

和田 景子[ワダ ケイコ]
1971年生まれ。日本エディタースクールで学んだ後、出版社勤務。
通勤時間を利用して始めた韓国語の音が好きになり、韓国のラジオや放送を視聴し始める。
2008年、延世大学語学堂短期留学、2009年、第八回韓国文学翻訳新人賞(佳作)受賞。
「コーリング・ユー」(「たべるのがおそい」vol.1)翻訳。

内容説明

遠洋漁船に乗っていた父から港、港にエレナという子どもがいると聞かされた主人公は、その子らの人生が気になり旅に出る友人に自分の姉妹を探してくれるように頼む「アンニョン、エレナ」。生涯自分の取り分を得ることができなかった双子の兄と、何も望むことなく誰の妻になることもなく一人で生きる妹。その間ですべての幸せを手にしたかに見えながらも揺れ動く心情を抱えて生きる女性の物語「ある晴れやかな日の午後に」のほか珠玉の短編、7作品。

著者等紹介

金仁淑[キムインスク]
1963年、ソウル生まれ。延世大学新聞放送学科卒。1983年、朝鮮日報新春文芸に選ばれ、創作活動を始める。韓国日報文学賞、現代文学賞、李箱文学賞、イス文学賞、大山文学賞などを受賞

和田景子[ワダケイコ]
1971年生まれ。2009年、第8回韓国文学翻訳新人賞(佳作)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

星落秋風五丈原

29
七篇中唯一、実在の人物―李完用―が登場する短編が『その日』だ。「その日」とは、彼が刺客・李在明に襲われた1909年12月22日のことを指す。功績を認められ日本の侯爵位をもらった李完用の国内での評判はすこぶる悪い。だが、彼には彼の言い分があった。皇帝と国を愛していなかったわけではないのに、結果的には彼でなくても誰かがしなければならないことだったが、彼以外の誰にも許されていない行為に手を染め執着心を断ち切った李完用。母なる国の人々から敵意と恐怖を抱かれ自分自身以外誰も信じていない李完用の深い孤独が沁みる良編。2016/11/05

かもめ通信

21
書評サイト本が好き!を通じての頂き物。書肆侃侃房の“韓国女性文学シリーズ”の第一弾だ。収録されている7つの短篇は時代設定も語られる中味もそれぞれだが、どの作品も喪失を扱っているように思われる。それは肉親であったり肉体であったり、心であったりよりどころであったりして、いずれの話も決して明るいトーンではないが,読後感は悪くなくしみじみと心にしみいるものがある。いやこれは,本当に読んで良かった!金仁淑(キム・インスク)、この作家の名前を覚えておこう。次の作品に出会える日まで。2016/11/01

ベック

5
はじめての韓国文学。静かでありながら、確かな脈動の感じられる小説世界。どうにもできない運命を許容する人間の心の大きさが感じられた。それでも女性の痛みは辛い。それは時代がまねいた痛みでもあるのだけれど。2016/10/30

りえぞう

2
○。最後に着いた長い解説を読まないとちゃんと理解できなかった。なんか、観念的。2024/02/24

su-zu

2
読み終わって暫くたつのだけれど、じわじわと沁みてくる。階級社会のなかで、なにも持たずに生まれ落ちた主人公たち。あるものはあがき、あるものは目を閉じる。またあるものは、受け入れ、あるものは怒る。しかし、どんな場合も、宿命は付きまとい、離れない。やりきれない話が殆どなのだが、作者が冷静な距離で受け止めるように描いているのがいい。出色なのは、満州の成立に重要な役割を果たした李完用の心のうちを描いた「その日」。史実なのだが、これもまた、宿命に目を閉じた一人の男の話なのだ。2017/01/01

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