内容説明
すべてを奪われた悲しみと、怒りと、鎮魂と。原爆で奪われた家族の幸せな日々の記憶が、静かに息づいている。
目次
原爆句抄(花びらのような骨―昭和20年~22年;信州で新たな暮らし―昭和23年~;長崎帰郷―昭和40年~46年;病む日々―昭和47年~)
爆死証明書―日記より
著者等紹介
松尾あつゆき[マツオアツユキ]
1904~1983年。長崎県北松浦郡生まれ。長崎高等商業学校卒業後、英語教師となる。在学中より自由律俳句に傾倒し「層雲」に入門。1942年「層雲賞」受賞。1945年8月9日、原爆で妻と三児を失う。1972年俳句と手記を収めた『原爆句抄』上梓(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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