内容説明
22歳の私を突然襲ったくも膜下出血。一夜にして健康者から障害者となった。左手足と右目の機能を失ったけれど、そのことで損をしたとか、病気さえしていなければ…なんて思うのは、まっぴらごめん。病気しなければ絶対に書けなかった本。
目次
晴れのちくも膜下「落雷~薄曇」(頭の中がスペースワールド;意識のない私の行動;続きが気になる…;天敵手袋 ほか)
晴れのちくも膜下「脳天気」(予感;私の憧れ…;夜飲めば、朝には元通りな薬;ポストカード ほか)
著者等紹介
有田直子[アリタナオコ]
1972年広島県生まれ。福岡県育ち。筑紫女学園高校卒。九州産業大学芸術学部写真学科在籍中に、脳内出血&くも膜下出血で倒れ、左半身麻痺、右眼失明のハンディを持つようになる。現在は、リハビリに通いながら自宅で生活。本の出版後ライターとしての活動を開始。2004年にARYTHMを立ち上げ、「片手で出来る料理教室」、映画の自主上映などのイベントを、不定期に開催。2006年から、フロートというオリジナルの言葉の即興liveを始め、パフォーマンスやコンテンポラリーダンスなど様々なアーティストと共演(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
みわーる
9
著者・直子さんの講演会に足を運んだことがある。大学時代に、くも膜下出血を発症。片眼を失明・半身麻痺というハンディを負った直子さん。健常者から一転した不自由な生活を悲壮感に溺れることなく、丁寧にたんたんと語っているのが印象的だった(本書もそう)。直子さんの自立心の高さ、前向きさに惹きつけられる。積極的に社会と関わろうとし、誰かの役に立とうとしている。書かれてはいないが、涙に暮れた時間もあったのでは?と読者の私は想像するが、1つ1つ自分に出来ることをやっていく直子さんの姿勢に、いつの間にか勇気づけられている。2023/06/24
はるき
4
大学の図書館で借りました。くも膜下出血で倒れて、入院して、リハビリを頑張って…それぞれの場面で有田さんがどんな気持ちだったのか、どんなことを感じて考えていたのかを知ることができた。いろんな気づきがあった。2015/04/28
masako
1
ラジオで紹介されてて購入した母から借りて読みました。生死をさ迷う病気をし、それでも明るい直子さんを読んでると元気になります。イラストも可愛く読みやすかった。直子さんのご両親もすごいと思いました。2012/04/03




