目次
第1部 呪術概念の再検討(「呪術」の魅力―「永遠のオルタナティブ」の来歴と可能性についての試論;社会学年報学派の呪術論素描;「magia」とは何か―デ・マルティーノと、呪術の認識論)
第2部 事例研究:古代~中世(メソポタミアにおける「祈祷呪術」と誓約―「宗教」と「呪術」と「法」;その声はどこから来るのか―腹話術の魔術性についての考察;カバラーにおける神名の技法と魔術の境界;ゾロアスター教神官マゴスの呪術師イメージ―バビロニア文化の影響と呪術師イメージの由来;古代ローマにおける凱旋の儀式―トリウンプスに関する最近の研究動向を中心に)
第3部 事例研究:近現代(近代ドイツ・オカルティズムの「学問」における「魔術」;「呪術ではない」祭儀―「秘義」としての聖体拝領;19世紀合衆国における回心と「呪術」―チャールズ・G・フィニーの新手法擁護論とその批判を中心として;近代ドイツにおける「奇術=魔術」―奇術とスピリチュアリズムの関係に見る“秘められてあるもの”の意味論;ロシアにおける呪術概念の検討;呪術としてのキリスト教受容―ミクロネシア・ポンペイ島を中心に)
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