感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
amanon
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かつてキリス教の主流であった西欧諸国でのキリストよう離れが著しくなる一方、非西欧地域でキリスト教が広まっている…そんな昨今において、十字架はいかなる意味を持つのか?西欧国の神学者は果たして、十字架の普遍性を十全な形で説明できるのか?そうした問題について考えるためのヒントが本書に書かれている。とりわけ十字軍という典型的な例が示す通り、十字架が時として、負の歴史をも纏ってきた。それでも、十字架はキリスト者にとって欠かすことのできない象徴である。まずは地に足をつけ、静かに祈り考えることから始めるしかないのかも…2018/07/16