感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
パチーノ
4
市民タイムスに連載された社会派映画監督熊井啓について纏められた本である。全19作品の中で簡単に映画化されたものはほぼない。作られるまで10数年かかったものまである。タブーに挑み、自身が作りたいものを作り続けた信念は見事だと思う。そのため今では入手しにくい作品やまだソフト化されていない作品もあったりする。残念である。実はまだ私は彼の映画は『海と毒薬』しか見ていない。が、『ひかりごけ』と『地の群れ』はDVDを所持している。『海と毒薬』でもそうであったが他作品でも強烈な描写が出てくるらしい。2016/03/17