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内容説明
聴覚障害児者に多いとされる「視覚優位型・同時処理型」という認知特性を活用した指導についてまとめた一冊です。著者自身も聴覚障害があり、聾学校高等部の教員経験を通して、生徒の特性に合わせた指導法を探求してきました。自身の学生時代の経験や実際の教育現場で得た知見を基に、聴覚障害のある生徒のための具体的な支援方法が紹介されています。特別支援教育(聴覚障害)に携わる方々に役立つ内容です。
目次
第1部 認知特性を考慮に入れた指導の必要性(認知特性とは;自分の認知特性を考えてみよう;認知特性の把握の難しさ;認知特性と学習;第2部に入る前の留意事項)
第2部 認知特性の特徴と指導例(情報処理に関わって;指導の順序や「全体と部分」に関わって;生徒指導に関わって)
第3部 認知特性を考慮に入れた指導の具体例(日本語指導の具体例;高校の範囲の数学の指導の具体例)
補章 認知特性の数値化の難しさ
著者等紹介
脇中起余子[ワキナカキヨコ]
新生児のときに失聴。京都府立聾学校幼稚部修了後、京都市立出水小学校(現二条城北小学校)難聴学級卒業。ノートルダム女学院中学校・高等学校卒業。京都大学教育学部卒業。同大学院教育学研究科修士課程修了。同大学院教育学研究科博士後期課程2年次中退を経て、京都府立聾学校に着任し、数学や自立活動を担当する。龍谷大学大学院文学研究科博士後期課程(社会人入学)修了(教育学博士)後、筑波技術大学に着任し、日本語表現法などを担当する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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