内容説明
小学校で学級経営に悩む若手教師に寄り添いながら、著者自身の実践経験をもとに敢行した「包摂の学級経営」のアクションリサーチ。すべての教師・管理職に読んでほしい。
目次
第1部 「包摂の学級経営」とは何か(なぜ「若手教師の包摂の学級経営」なのか;「包摂の学級経営」へのアクションリサーチ(action research)によるアプローチ)
第2部 アクションリサーチを通した学級経営改善過程―管理主義(教師主導)から包摂(子ども主体)へ(強い教師主導から子ども主体への学級経営改善―ナカニシ先生の事例;「学級の危機」を乗り越えすべての子どもに向き合う学級経営改善―カワモト先生の事例)
第3部 「包摂の学級経営」実現のための実践を通した若手教師の意識変容過程(管理主義の強い自律性志向から子ども主体と協働性重視へ―ナカニシ先生の事例;子どもの問題に目を閉ざしがちな強い他律性志向から子ども主体と協働性重視へ―カワモト先生の事例)
結論部 「包摂の学級経営」の実現を目指す若手教師の職能発達(「包摂の学級経営」を目指す実践を通した若手教師の職能発達の特徴;「包摂の学級経営」の実現と若手教師の職能発達を促進した組織的要件)