出版社内容情報
内容説明
農地は、食料生産基地としての性格上、処分や利用方法に多くの制限がかけられており、その見返りとしての様々な税制上の優遇措置がある。これらのバランスを理解した上で、農家の方々の現在及び将来の生活設計を踏まえた意思決定を行うことが非常に重要。農業の持続的な発展のためには、農家の事業や財産の円滑な承継は不可欠なものであり、そのために農家で相続が発生したら相続税はいくらかかるのか、相続が始まる前にどのような手を打つべきかについて、事前に検討しておくことが重要だ。本書は、農業従事者とその後継者の皆様に、農地をめぐる法令上の根拠と税制上の取扱いについて、基本事項と実務を理解していただくことを主眼としてまとめた。疑問や悩みに対する答をQ&A形式でわかりやすく解説。
目次
1 農地ってどういう土地のこと
2 農地をめぐる相続税課税のポイントは
3 相続財産の評価のポイントは
4 相続対策のポイントは
5 生前贈与対策のポイントは
6 生産緑地制度の活用のポイントは
7 相続税の納付・延納・物納のポイントは
8 農地等の納税猶予の活用ポイントは
9 申告記載例・税務調査対策その他のポイントは
著者等紹介
安井聖美[ヤスイキヨミ]
公認会計士。税理士。安井公認会計士事務所所長。昭和39年奈良県生まれ。平成元年大阪大学卒業。平成2年公認会計士二次試験合格後・朝日新和会計社(現・あずさ監査法人)に入社。平成6年公認会計士3次試験合格。平成19年あずさ監査法人を退職。平成20年税理士登録。平成21年安井公認会計士事務所開設。日本公認会計士協会近畿会幹事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。