内容説明
「働き方改革」がもたらしている最大の問題は、多くの企業が直面する「解決できない問題」（「社員のやる気を引か出せない」「生産性や競争力が上向かない」）を単なる「労働条件の一部見直し」で解決できるかのような幻想を与えていることだ。今やるべきことは、「労働条件の一部見直し」ではなく、各企業が社員のエンゲージメント（やる気、熱意）を引き出して、組織と人の持てる力（真価）をフルに発揮させて直面する課題を解決することだ。本書は、「組織の真価」と「人の真価」をフルに発揮させるオペレーション・システム！をコンセプトに、「新・働き方」を提案する。
目次
第１部 入門編（そもそも今なぜ「働き方」を変えるのか；２１世紀 企業を脅かす「３つの危機」；２１世紀 個人を脅かす「５つのリスク」；１００年人生を支える「社会とつながる力」を強化する；組織と社員を起動させる「新・働き方」）
第２部 実践編（Ａｃｔｉｏｎ 「協調」ではなく「協働」；Ｐｌａｎ 「忖度」ではなく「ルール」；Ｄｏ 「管理」よりも「支援」、「手柄」よりも「貢献」；Ｃｈｅｃｋ 「主観」ではなく「客観」；頂上 「部分最適」ではなく「全体最適」）
資料 Ａ→ＰＤＣＡプロセス課題診断
著者等紹介
片木慎一［カタギシンイチ］
ＬＣＥキャリア開発アカデミー代表。ＮＰＯ法人ライフキャリア・サポート協会副理事長。アサヒサンクリーン株式会社監査役。活動領域は、組織・人材開発コンサルタント、キャリアコンサルタント育成。慶應義塾大学経済学部卒業。「トヨタ自動車」「ＩＤＯ（現ＫＤＤＩ）」「コネクシオ（東証１部）」の人事責任者として、「延べ１万人の採用および評価の決定」と「延べ１０００人の研修・育成」に携わる。また、創業経営者として（株）ヴァイタルプラス（ヘルスケアビジネス）のＣＥＯとしてわが国のメンタルヘルス分野に足跡を残す。厚労省認定１級キャリア・コンサルティング技能士、米国ＣＴＩ認定プロフェッショナル・コーチの資格を持つ。支援の内容としては、各企業、大学にて「組織開発」「人材開発」「ミドル・シニア向けキャリア」をテーマにコンサルタント、講演、研修を実施（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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