内容説明
高野山へ登る登山口は、東西南北の四方に7つありました。その7つのルートの中で、高野山へ行く正面の道の表参道とされたのが、本書で紹介します高野山町石道です。町石道には、他の登山道にはない特色があります。「町石」の存在です。本書は、この高野山の町石と町石道について、そのルーツ・歴史、建立のスポンサーなどをまとめました。はじめての人にわかるように、できるだけ平易に記述しています。
目次
1 町石完成以前の町石道(高野山の町石道・町石ってなに;平安時代の高野山町石道 ほか)
2 木製から石造の町石へ(木製の町卒都婆から石造の町石へ;高野山町石の完成)
3 町石を建てたスポンサーたち(高野山町石のスポンサーたち;町石造立の目的と時代を反映した町石 ほか)
4 町石のルーツと町石道にある町石以外の石造物(町石のルーツ;町石道にある町石以外の石造物 ほか)
著者等紹介
木下浩良[キノシタヒロヨシ]
1960年福岡県生まれ。1983年高野山大学文学部人文学科国史学専攻卒業。現在、高野山大学図書館課長心得(司書)・密教文化研究所事務室長心得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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