内容説明
荒木村重、織田信長、豊臣秀吉、小西行長、前田利家に仕えながら、僧侶らの排斥運動のもと信仰を守り続け、黒田官兵衛、蒲生氏郷らをキリシタンにした弁舌に優れた知勇兼備の「偉大なキリストの騎士」。また、「利休七哲」に数えられる大茶人であり、金沢・高岡の設計者。今、列聖列福が求められるキリシタン大名の柱石。
目次
序章 総論(高山右近への視点―研究整理と基礎的考察)
第1章 高山右近と武家権力(三好長慶・松永久秀と高山氏;織田信長・豊臣秀吉と高山右近;加賀前田家と高山右近)
第2章 高山右近とキリシタン大名の周辺(蒲生氏郷と黒田官兵衛―右近と豊臣政権のキリシタン武将;小西立佐と小西行長―秀吉側近キリシタンの一形態;丹波内藤氏と内藤ジョアン;浮田休閑)
第3章 高山右近をめぐる遺跡の調査(高槻城とキリシタン墓地;船上城跡;金沢城惣構の構造と高山右近;高山右近による高岡城縄張伝承の検討)
第4章 文化からみた高山右近(高山右近の茶の湯)
著者等紹介
中西裕樹[ナカニシユウキ]
1972年、大阪府生まれ。立命館大学文学部史学科日本史学専攻卒業。高槻市立しろあと歴史館事務長兼歴史民俗資料館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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