内容説明
古道も一本の道から始まった。時とともに道は複雑になり、網の目のようにからみあっていく。その道を、人、馬、お茶そして文化も一緒に通り過ぎていった。馬がはこんだ茶と文化。雲南からラサを越え、砂漠へと続くお茶の道。
目次
第1部 栄枯をくりかえす茶の産地
第2部 お茶の始まり
第3部 茶馬古道の拠点となって栄えた町
第4部 もう一つの茶馬古道―小路茶道と大路茶道
第5部 王とよぶ、見たこともない茶の巨木
第6部 茶馬古道にかかわりあった人たち
第7部 茶馬古道はいつも争いの場であった
第8部 聖山、梅里雪山―ショラ峠
第9部 遙かチベットへ飛ぶ
第10部 ラサから西へ1,500kmの茶馬古道を行く
著者等紹介
多田碩佳[タダセキヨシ]
1941年福井県の武生で生まれる。1966年NCR、DECでコンピューターシステム技術に従事。1974年コンピューターシステム開発会社を設立し、ハード・ソフトの開発と製造を始める。写真家中村教室中村誠氏に師事。2001年会社を引退し海外でボランティアを始める。タイの大学院生に地理情報システム技術開発を2年間指導。2004年中国の大学でロボットシステム技術開発を7年間指導。その間、中国民族撮影協会メンバー。2011年日本に戻る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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